お風呂で健康になると考えている方も多いことでしょう。
温泉の多い日本では、古来から、湯治という知恵も継承されてきました。
東の草津温泉、西の有馬温泉をはじめ、北海道から九州、沖縄まで、多くの名湯、温泉があります。
ところが実際には、名湯で良くなった方がおられる一方、良くならない方も増えています。なぜでしょうか。
それは、農作業など、肉体を使う仕事が減り、頭脳労働に従事する方が増えてきたことと関係があります。
1日の終わりに、ゆっくりお風呂に入ったり、半身浴をしたりすることで、疲れが取れ、ぐっすり眠れる方は、その入浴法を続けてください。その入浴法は、あなたにとって良いものだと言えるでしょう。
しかし、なかには、ゆっくり入浴をしたり半身浴をすることで、かえって病気の症状が悪化したり、体調不良になってしまう方もいらっしゃいます。そういう方々には、その入浴法は合っていないのです。
世間一般で多くの方にもてはやされている入浴法も、全員に健康をもたらすわけではありません。
多くの方が良いという入浴法でうまくいかない方は、ご自身に合った入浴法がどういうものかを治療家の先生に相談していただきのです。
以下は、健康であり続けるために、身体を冷やさないようにする一般的な考え方です。
現代のさまざまな病気の原因として、身体の冷えからきているものが割と多くあると考えています。
血管のつまりが原因のものは、身体を温めておくことによって防ぐことが可能かもしれません。
がん細胞も、体温が35度台で爆発的に増えるという説が有効です。
基礎体温を目安とし、36度5分くらいは欲しいところです。
生活習慣も大いに関係があります。
寝不足だったり、飲みすぎたりすると、基礎体温が下がります。
そうした時は、身体を温め、体温を上げるようにします。
無理をしない、仕事を早めに終える、お風呂でゆっくりと半身浴をする、などが良いですね。
そして、睡眠をしっかりとり、体温を戻す必要があります。
女性は特に、冷えが身体にこたえます。
身体を冷やす食べ物、飲み物が問題です。
冷たい飲み物や、アイス、それから薄着に気を付けてください。
あと、重要な問題が、身体と心を冷やす、ストレスです。
嫌なことは、水に流す。
ご自身に合ったお風呂ライフを見つけていただきたいと思います。
半身浴健康法
両腕はお湯につけず、身体は胸から下がお湯につかるようにして下さい。
温度は、20分くらいつかって、じんわりを汗をかくぐらいが適温です。
その温度で、30分入浴してください。
カラスの行水では、内臓まで温まりません。
逆に、熱いお湯は、のぼせて心臓にも負担になります。
入浴後、水を下半身にかけると、さらに効果的です。
とても簡単な方法ですが、 身体の不調を訴える方の多くは、正しい入浴習慣ができていません。
振り返ってみてください。あなたは何分お湯につかっていますか?
浴室に滞在している時間ではありませんよ。お湯につかっている時間のことです。
20分くらいでじんわりと汗をかく温度は何度でしょうか?
まずはやってみてください。
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