誰でもできる、5つの免疫力増強法

太ももを踏む

太ももを踏む。

 

よく足の裏が第二の心臓などと、言いますし、また、以前、自分でふくらはぎを揉むというのも流行りました。

 

パートナーに太ももを踏んでもらうのです。 利点はいっぱいあります。短所は、一人では踏んでもらえないことですが、一人に方は、整体棒という、師が開発した優れたものもあります。

踏んでもらう姿勢は、一人が寝ころびます。 3つの基本姿勢がポイントになります。

 

1、横向き(肝経)ーおしりと床の角度が、直角になります。

2、うつ伏せ(膀胱経)ーおしりと床が、平行になります。 どちらの太ももから、踏んでもらってもよいです。

3、斜め45度(腎経)ーおしりと床の角度が、45度になります。うつ伏せと横向きの中間になります。

 

注意点は、必ず両太ももを同じ時間、踏んでもらうことです。片足5分がおすすめです。 太ももを踏むで、検索をすると、いろんな方が、動画や記事がアップされていますので、一度ご覧になるとわかりやすいと思います。

 

例)右側を下にして、右足を伸ばします。片方の左足は、股関節、膝関節を90度くらいまで曲げます。痛みのある方は、曲がるとこまでで大丈夫です。

寝ている方の右太ももの付け根に、踏む方の左足裏を乗せます。

最初は、優しく足裏を乗せて、土踏まずで優しく1か所3秒、踏んでみてください。

①太ももの付け根近く、②真ん中、③膝近くの、3か所を3秒づつ、上から下へ体重をかけて踏んでいきます。 ①→②→③→①…の順に踏んでいきます。

 

慣れてくると、相手が痛くて、力を入れて耐えようとする防御反応しないギリギリの絶妙な力加減が、わかってくると思います。

 

刺激が強いと、踏まれる側が、力を入れてしまいます。 リラックスした状態で、踏んでもらうことが、最重要です。 相手の反応を見ながら、体重をかけていきます。

 

このとき、土踏まずで、体重をかけるだけでよいのです。 パンの生地をこねるように、太ももを踏み動かす方がいますが、効果も薄く、踏まれる方が、不快ですから、決してなさらないでください。 相手を思いやる気持ちが大事です。 次は、自分。すぐにわが身に返ってきますから、優しく踏んであげましょう。

 

パートナーと末永く元気に過ごす秘訣となるでしょう。 何よりも、継続が大事です。 1週間のうち、4日出来れば勝ち越しです。 1日でもやるとやらないのでは、人生に大きな違いが出ます。     

 

 

1、 太ももを踏む1 横向きで右足 肝経 

 

太ももを踏みあうと何が良いのか?

まず、太もも踏みは、足の裏で踏んでもらうため、揉み返しや、副作用がないことが、良い点です。

指や手で揉んだりする場合、刺激が点となり、刺激が過剰になると、筋膜、筋肉などをに炎症を起こし、揉み返しなどの症状を出してしまいます。

 

熟練したはり師、きゅう師、あんま・マッサージ・指圧師、柔道整復師などの場合、身体が必要とする適切な刺激を行うため、そういったことは、ほとんどおこりません。

過ぎたれば、及ばざるが如しの典型でしょう。

 

太もも踏みは、点ではなく、足裏という面で、体重をかけることになりますから、筋膜、軟部組織、筋肉を、傷つけずに刺激を与えることが出来ます。

太ももを踏むことにより、太ももにある経穴{ツボ}、経穴をつなぐ経絡{気の流れる道筋}を刺激して、それぞれの経絡を活性化させることが出来ます。

 

 

横向き、肝の働き

肝の働き、500もの機能があり、身体の化学処理工場といわれる。ブドウ糖などをグリコーゲンにして、また、脂質、ビタミン類を貯える。アミノ酸からタンパク質を合成する。胆汁の分泌を行う。有害な物質を解毒して、抗体をつくり、免疫にかかわる。血液を貯蔵し、血液量の調整を行い、貧血を防止する物質をつくる。また、血液凝固因子をつくる。

 

肝の経絡

胆とは表裏関係にある。外界からの障害や体内の有害物質を防御し、排除する作用がある。思惟活動の中心で、肝の作用で思考思索がめぐる。

肝に異常が生じると無気力になり、肝の作用が弱まると抑うつ状態となり、怒りっぽく情緒不安定になる。肝は、魂を宿すという。肝の病気で、根気がなくなる。

肝は、食物のエッセンスから化生した血を貯蔵し、血量を調整している。血液の凝固能力にもかかわる。また、水分の代謝を調整し、異常時には、門脈循環障害、腹水をきたす。

筋、筋肉の栄養源は肝にあり、全身の運動を司っている。

肝の状態は、目、爪、筋肉、生殖器に現れる。

 

肝経の症状

胸脇痛、悪心、嘔吐、下痢、遺尿、腰痛、婦人の下腹痛、精神的イライラや動作の鈍りなどの精神的症状。

面倒見が良いが、すぐ怒る

掌が赤い

胃潰瘍

動脈硬化

ニキビ、シミ

忘れっぽい

咳が止まらない

しゃっくりが止まらない

便秘

便が細い

めまい

いびき

こむら返り

酸味を好む

カン高い声を出す

右半身に症状が出やすい

右肩こり

涙がよく出る

春に症状が出やすい

朝に症状が出やすい

 

太ももを横向きの姿勢で、肝経を刺激することで、次第に症状はおさまっていく。

 

 

お尻と床との角度が90度になるように横向きに寝て、下の方の大腿部内側を踏みます。 肝経の経絡、経穴〔ツボ〕、筋肉、神経、動静脈に刺激をします。   主に右側に出た症状: 肩こり、腰痛、倦怠感、筋肉痛、二日酔い、精神的イライラ   まずは右足から。

         

 

2、 太ももを踏む2 横向きで左足 肝経 

次は左足です。

         

 

 

 

 

 

 

3、 太ももを踏む3 うつ伏せで右足 膀胱経

 

うつ伏せの姿勢になる。

踏まれる側の脚は伸ばし、踏まれない方の脚は、股関節と膝関節を90度曲げ(平泳ぎの脚のよう)る。

 

膀胱

腎臓から送られてきた尿をため、尿意が高まると間欠的に排出する。それによって有害物質など不要な物質を体外に出し、体内の恒常性を保つ。

 

膀胱経

腎や腸の作用により、大腸から吸収された水分のうち、不要な水分を尿として貯蔵、排泄する機能がある、腎と表裏の関係がある。腎気が充足すれば膀胱は良く機能し、不足すれば機能低下し、尿の停滞、尿失禁、頻尿となる。

 

膀胱経の症状

顔のほてり、疲れやすい、のどの渇きと痛み、目の充血、心臓前区の疼痛、上腕内側の痛み。心と胸部の疾病、精神病などの原因となる。

上胃部が痛い

左半身に症状が出やすい

笑うような話し方

苦みを好む

昼に症状が出やすい

夏に発症

汗をよくかく

左五十肩

しゃっくりが出る

左の胸が痛い

ひとりごとをいう

口が苦い

鼻頭が赤い

動悸

息切れ

味覚がない

楽観的

めんどくさがる

よく笑う

 

 

うつ伏せに寝て、大腿部後ろ側を踏みます。 膀胱経の経絡、経穴〔ツボ〕 、筋肉、神経、動静脈に刺激をします。   主に左側に出た症状: 肩こり、腰痛、後頭部のこり、動悸、不整脈、頻脈、不眠、めまい   まずは右足から。  

       

 

4、 太ももを踏む4 うつ伏せで左足 膀胱経

次は左足です。

         

 

 

 

 

 

 

 

5、 太ももを踏む5 斜め45度から右足 腎経

 

床とおしりの角度が、斜め45度の姿勢をつくる。

うつ伏せと横向きの中間の姿勢となる。

 

腎経の働き

血液中の老廃物を高度に濃縮し、再利用できる養分や水分を回収する。浸透圧を調整し、酸アルカリ平衡をはかり、アンモニアを合成する。

 

腎経

腎は、人体の成長、発育、生殖、その他の臓腑の生理的な活動を維持するエネルギーを貯蔵している。諸器官の機能を発揮させるために気力を与える作用があり、栄養を各器官の需要に応じて配分し、五臓の生理活動を全うさせる。全身に精力を付与し、粘り強さや根気を生み出す。

生体を充実させ、外界からの侵害を防御する。

腎は、骨の成長、発育、修復にかかわっている。腎は、骨髄を司り、骨格、造血機能に影響がある。

腎は、脳に通じ、歯の成長、丈夫さ、髪の状態、色に関係する。

腎機能が低下すると、足腰が弱くなり、老人の骨の変形、疲れやすさ、歯のゆるみ、忘れっぽさが現れる。

腎は、腎の持つ気化作用で、気と水と化して尿として貯めたり、排出して、全身の水分の代謝を管理している。生殖、便、尿の排泄の原動力になる。

腎は、耳、鼻の疾患、聴覚、呼吸とも関係が深い。

腎を医学的にみると、副腎や性ホルモン、成長ホルモン、電解質の調節、腎臓、膀胱の尿排泄、聴神経などが関係すると考える。

 

腎経の症状

水腫(むくみ)、頻尿、喘息、口舌乾燥、咽喉腫瘍,胸痛、黄疸、慢性下痢、食欲不振、腰背の疼痛。腎および生殖器系統の疾病、精神神経病、咽喉、胸、腰部の病気などの原因となる。

円形脱毛

抜け毛

薄毛

婦人科疾患

ものごとにびくびくする

自分だけのバリヤをつくる

忍耐力がある

疑い深い

O脚

腰が重く痛い

ぎっくり腰

下半身に症状がでる

どら声になる

塩辛いものを好む

冬に発症しやすい

つばが出る

極度に肩こり

極度に首がこる

歯がうく

腰が曲がる

緑内障

湿疹

おねしょ

耳鳴り

突発性難聴

 

 

 

お尻と床との角度が45度になるように寝て、下の方の大腿部内側を踏みます。 うつ伏せと横向きの中間の姿勢です。腎経の経絡、経穴〔ツボ〕、筋肉、神経、動静脈に刺激をします。   腎臓の不調により出た症状: 肩こり、腰痛、足のむくみ、足のだるさ、耳鼻科疾患 まずは右足から。  

       

 

6、 太ももを踏む6 斜め45度から左足 腎経

次は左足です。

       

 

 

 

 

7、 太ももを踏む7 痛い場合は手で押します

踏んで痛い場合は手で押します。  

       

 

 

 

 

–まとめ–

太ももを踏む、踏みあう効果は、本当に大きい。

 

ツボの刺激、経絡への刺激のほかに、筋肉に対して、血液循環に対しても、大いに意味がある。

 

筋肉については、太ももの筋肉は、大きな筋肉が多く、太ももと骨盤や腰のあたりに付着している。疲れがたまった筋肉は、周囲とのバランスを乱し、コリが生じてきます。だから、腰痛の方が、太もも踏みを続けてくれると、バランスを崩した筋肉を元に戻すことで、腰痛の治療になり、予防になるのです。ぎっくり腰や腰痛になる前には、太ももの筋肉の柔軟性が落ちていることが多く見られます。

 

血液循環については、太ももを踏む刺激によって、強制的に筋ポンプを動かし、血液循環を良くするイメージです。座っている時間や、立っている時間が長いと、どうしても下肢に老廃物や疲れがたまってきます。それを、寝た状態で、太ももを踏むことで、血液循環を良くし、楽に早く、腎臓に返し、きれいな状態をにしていただきたいのです。

 

身長差や体重差がある場合、不安を感じる方からの質問がよくあります。

太ももの中の骨は、大腿骨と言って、人体の中では、一番大きく、強い骨です。

少々のことでは折れません。個人差がありますし、骨粗しょう症などになっている場合でも、やさしく刺激していけば、問題はありません。

 

それに比べ、膝から下の外側に位置する腓骨は、大変折れやすく注意が必要です。

いきなり全体重を乗せるわけではありません。

最初は、相手の様子をうかがいながら、お互いが楽しく始めてみてください。

踏む方が、グラグラしたりしますと、痛みを感じますので、いすや壁を使って、ふらつかないように行ってください。

 

どちらの太ももから踏んでもらってもよいですが、片方の太ももだけというのは、厳禁です。

バランスを整える意味合いもありますので、必ず両太ももを踏んでください。

 

 

 

いつやるのが良いですか?

今でしょ。もう聞かなくなりましたね。。。

いつでもいいです。一日のうちで、二人が10分づつ健康になるための時間を捻出する。

素敵なことです。

二人でやれば、二人が健康への階段を昇っていくことになるのですから。

 

 

たくさんの時間を踏んだら早く良くなりますか?

この質問も非常に多いです。

焦りは禁物です。

早く治りたいから、風邪薬一箱全部、飲まないでしょう。

太もも踏みも同じです。

ぎっくり腰の時は、朝晩二回踏んだり、踏む時間を延ばしたりすることはあります。

一日一回でよいと思います。

 

 

痛みはどのくらいが目安ですか?

拷問ではありません。

難行苦行でもありません。

踏まれる方が、リラックスしていて、痛みで筋肉に力を入れないのが目安です。

踏み始めから、時間の経過とともに、少しづつ、重さを加えていけば良いです。

 

 

踏むコツ

グラグラしない。

踏む方は、太ももを踏む脚の膝を曲げないで、体重をかけるイメージ。

踏まない方の足のかかとを上げる。

 

 

踏まれるコツ

リラックスして、踏まれない方の脚は、曲げる。

姿勢がつらかったり、曲げると痛い場合は、なるべく楽な姿勢で行ってください。

リアクションをとると、日々の継続しやすい。

痛がると、喜んでくれる場合と心配してくれる場合がありますが、それで今までの関係が、よくわかったりします(笑)

 

 

1日10分で、健康になる

三つ全てをふまなくてよいです。

まず、片足5分づつで、踏んでもらい、一つの経絡をクリアーしたら、次は、症状に合わせて、違う姿勢で踏んでもらい、最終的には、片足5分で、三経をふんでもらえばよいのです。

 

皆様が、パートナーと健康の道を歩めますように。

 

 

※正しい施術を経験したい方は電話又はお問い合わせから初診相談をしてください。

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「加藤範行が提唱する、5つの免疫力増強法」

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