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ユートピアリビングライン 調布講演会

加藤範行について

はじめまして。加藤範行と申します。
流暢な標準語?を使うもんですからお聞き苦しい点もたくさんあると思いますけど
私は三重県で生まれまして、関西弁かどうかわからないところようなから、京都や大阪で鍼灸を勉強する学校があって学んだもんですから、その関係で、関西弁のウィルスに感染しまして、その後東京に十年以上住んでいるんですがまったく抜けないですね。
関西に帰ると、東京で魂を売った奴と言われてますので、ウィルス感染の方はちょっとずつ抜け始めてるようですが、全ては抜けないので、「すみません」ということで先に謝っときます。
背骨を診てくれる病院はどこにあるか
それで先ほど過分なるご紹介をいただきましたが、それほど凄い話をすることはないかもしれませんが、
さっそく始めさせていただこうと思っています。

背骨のこれが一応人間の半分に切ったような図のところなんですが・・・
「今まで背骨を治療されたことある方って、いらっしゃいますか?」(はい)
「おー珍しい、背骨の治療、何を受けはりましたか?」
(・・・車でひっくり返って・・・) むち打ち症ですか?
(むち打ち症って言うんですかね。)交通事故ですね・・・
日本には背骨を診てくれる病院はほとんどありません。
何故かというと、上から例えば、脳外科、脳神経外科、脳神経外科が全てを診てくれてるようなイメージですが実は、首から下は、ほぼ脳神経外科では診ません。どこが診ているかというと整形外科で診ます。
人間の身体というのは非常におもしろいんですが、こういう風に輪切りにした状態、これが大脳で、ここから脳幹で、脊髄神経が繋がっているっていう図なんですが、ここを脳脊髄がずっとこう背骨の下の方、お尻の先までずっときて、まわっているのが人間の、いうたらこう身体なんですね。それが脊髄といわれるもの、脊髄神経といわれるものです。

 

アメリカのカイロプラティックはドクター制度

アメリカでは、椎間板ヘルニアの手術も脳神経外科がやります。何故かというと、繋がっているから。
でも日本は、乱雑にとは申しませんが、ヘルニアの、例えば、ヘルニアっていうのは、椎間板のところからくりっと破れて中から中身が出てくる、それで神経を阻害して痛いというのですが、これにおいても、整形外科がチョキチョキと切って終わりになってしまいます。
なので、非常に脊髄神経と言われる身体の根幹がもつ神経に関する考え方が、日本とは全く違います。
そこで、日本ではカイロプラクティックが非常に普及しているように見えて普及していません。
何故かと言うと、本来先進国などではきちんと大学になっていて、ドクター制度になっていてということで、レントゲンもとれて、手術も立ち会えて、薬も出せるというのがカイロドクター。でも日本では、うまく何ていうんですかね、うまく法制化ができなかった上に、カイロプラクティックっていうのが、非常にうさんくさいものになっています。
ボキボキやったら、バキッとやったらいけるとかっていう、まぁトンネルズの愛のカイロプラクティックでパキパキなんてやってましたけど・・
基本、まっすぐにしようみたいなイメージが結構あるんですよね。
じゃあ、まっすぐにすることが健康か?というとこれまた難しいもので、例えば、五十年生きた身体のいうたら自然と曲ってきた身体をまっすぐにしたらどうなるかっていうと、やっぱり不都合が生じてくるんですね。
そこに、まっすぐにした方がいいんじゃないか?でも、まっすぐにしてどうなるんやろう?っていうところが多分皆さんの悩みだと思います。

 

天才治療家、ドクターピアース

「正しい」っていうことが何なのかと非常に難しいです。これも人それぞれに違います。
なので、この今出してもらったこの紙っていうのが、ドクターピアースという、もう亡くなってしまったんですけど、天才でした。実質。
何が天才だったかと言うと、たくさんカイロドクターがアメリカにはいるんですが、例えば、名前を遺している人なんていうと、ドクタートムソン。例えば、ドクターガンスペッドとかいるんですが、一番最初に作った人は、D・D・パーマーといわれて、パーマー大学の基を作りはったD・D・パーマーという人が、自分とこの家の中をお手伝いしてくれている農夫さんのような人を雇っていたのですが、その人が難聴でした。
何故難聴だったかというと、小さい頃にボキッとこう頭から落ちてそれがもとで難聴でした。
それでその人は、磁気治療家といって、いうたらそうですね、磁力を浴びるようなことをする人でした。それで首を触ってここ飛び出してるやんと、ガンとどつきました。耳が聴こえるようになりました。「カイロプラクティック」凄いということで、その方がカイロプラクティックの創始者です。すごいざっくり言うてしまいましたが・・・
この後B・J・パーマーというこの息子が、この神経を守っている脳と大脳と脊髄っていうのが繋がっているから、ここらへんにいうたら首の骨がやってくるんですけど、首の上の方は脳とちがうかということで、上部頸椎をさわる治療をしていたんですけど、首の上の方を触って治療をするということで、この人がカイロプラクティックを大きくした人です。
段々いろいろな流派にも、様々な、様々な流派に変わっていきます。
頭骸骨、頭の骨が調子よくない、あまりいい位置にないから悪いんじゃないか、首がおかしいからじゃないか、腰がおかしいからじゃないか、骨盤がおかしいからじゃないか、足の差が違うじゃないかとか、いろんな流派にやっぱり分かれていきます。
それで実際問題じゃ本当はどうなの?というと、本当はどれかわかりません。どれも本当だと思います。足の人もいれば、頭の人もいる、首の人もいれば、腰の人もいます。
だけど人っていうのは、これだと思うとこれしかやらなくなってしまいます。
これもこれも、これもこれも勉強してくれる先生っていうのは、なかなかいないです。
それで実際このドクターピアースが何がすごかったかというと、やっぱりこの図に人生を表すことが出来たっていうことが僕はすごいなぁと思うんですが、臨床的にも非常にドクターピアースは、おもしろい先生で、カイロプラクティックっていうのは手技です。手を使って行います。
なので、卓越した手の器用な人と、どんくさい人とかなりの差がやっぱり出てくるんですよね。それをいうたら同じように全員が出来るようになるためにって、こういうこんな形のこう機械を作りまして、ここでダダダダと叩くような機械を作って、なんとか背骨をまっすぐにしてやるとか、なんとかこう身体の調子を整えようということで、こういう機械をちゃんとコンピューターに繋がっていて、こんな機械を作ってですね、やろうとして、今も日本で結構それが広がっています。
その先生に、高知にいる先生なんですけど、山崎先生という先生のとこに一年、寝袋を持ってお邪魔しましてですね、無理やり転がり込んで教えてもらったことがこれです。
その先生がドクターピアースの弟子でした。

 

ユートピアリビングラインとは何か

で、この図なんですが、基本的には、ユートピアライン、今日の講演の題になっているユートピアラインというのが、このピンク色のラインです。
もう一本、ここにオレンジ色のラインが斜めに入っていると思います。
そして、こっからひらひらと下に落ちていくという3ラインがあります。
それでじゃこのユートピアラインって言われる一番上のピンクのラインの本題について、ちょっと話をしたいと思います。
このピンクのラインなんですが、『ユートピアリビングライン』って書いてあるんですが、理想的な線ですね、要は。これはどういうことかと言いますと、左側の下にお母さんの図があると思います。で、左の方はわりと細身の体型で、右の方はちょっとぽっちゃりした体型の人がいます。その下に、ゲインズ20―25Lbs.みたいなことが書いてあって、ポンドなんですね。
0.45?ですから450gなので、だいたい20ですと、25ぐらいですと、10?弱増えているというのが左の図で、もっと増えているのが右の図ということになります。ここですね。
何かというと、日本でも子供を妊娠して出産する時に、「小さく産んで大きく育てよう」っていう諺があると思うんですが、アメリカも一緒です。小さく産んで大きく育てようということで、やっぱり太ってしまうと良くないという風なことの図なんですが、左側の体型を維持する、子供が生まれるために運動したり節制したり、エクセサイズをしたり、適正な食事をしたりってことをしたお母さん。
それから、ドラッグに奔ったり、お酒をたくさん飲んだり、なんですかね、好き勝手して太るだけ太ってしまったお母さんっていう予後が今度変わってきます、ということが図式化されています。
僕たち治療家にとってすごい悩みが、この絵に描いてある一番左下のあたりに描いてある、例えば、小さい頃からなんで松葉づえをついているんだろう?なんで歩調具や歩行具をつけているんだろうか?というのが治療家にとっての永遠の悩みなんですよね。
やっぱりこう健康へと手助けしてあげたい。一般的に普通に何も歩調具も歩行具もつけなくても歩けるようにしてあげたいと思っても、なかなかなりません。これはやっぱりお医者さんでもかなり難しいです。
それがまた、魂修行となってプラスを生むこともありますので一概にこの方たちが悪いわけではありません。だけど、なんとかして、この方たちを助けたいというのが最初に医学を志す最初でした。

 

心が変われば身体が変わる

うちの家のお話をさせていただきますと、父親は技工士をしておりました。歯を作っています。
後をとってくれるんじゃないかと思ってたらしいんですが・・・人と話をしていきたい、人と話をした仕事をしていきたいということで、私はこの道を選んだんですが。
子供の頃の思い出といいますと、母親はほぼ寝てました。お母さんは家に帰ってくると寝ているものだと思っていました。
友達の家に遊びに行くと、お母さんは普通にご飯を作ったり、普通に動いています。
なんでこの人は寝えへんのやろうと思って、「なんで寝ないんですか?」と訊くと、「夜寝るよ」と言われるわけですよね。「おかしいなぁ」ってまぁ家に帰って来て「お母さん、あそこの人、寝てなかった」。まぁ言うことがないんですよ。「あーそー」って話で、又それで普通に遊びに行くとまたお母さんは起きている。
ほぼ山とか、例えば遊園地に遊びに行った次の日は、三日間ほど寝てはる方だったんですよね。
なんとか元気になる方法はないのかということはずっと思ってたんですが、なかなか、例えば病院に行っても病気でもないし、身体が弱いかというとまぁ難しい。
子供も姉も僕もいますし、二人産んでいますし、じゃ何やろう?っていうところなんですけど、
ある突然、十八歳、僕が大学生になる前ぐらいですね。僕が十七〜八歳になる前くらいに、ものすごく急に元気になりました。全く別人になりました。
何故かというと、道場みたいな心の教えを説いてくれる宗教でもなんでもないんですけど、道場で「人生というのは意味があります」ということを聞いて、何かが多分わかったんだろうと思います。それから全然違う人になりました。一日五百キロくらい車、運転するような人になりまして、全然人生が変わって、今もまだ元気に生きているんですけど・・・
DNA的にはですね、母方、今、母の話をしましたが、母の父親五十三歳で死んでいます。
母の母親三十八歳で死んでいますから基本的にはDNA的としては最悪です。
父方の方は、八十歳と百三歳まで生きましたから、こっちのDNAをもらっていると長生きできると思うんですが、どっちなんでしょうかねとみたいなとこなんですけど。
それでですね、この例えば心が変わると身体が変わるんだということが、まず一つびっくりした、自分の母親を見て、こんな変るもんかと、へぇというのが一番びっくりしたところなんですが、ちょっとまぁ話を戻します。

 

ユートピアリビングラインの構造

このユートピアリビングラインをカイロプラクティック的にみると、首の頸椎が半径17?のカーブ。腰椎、腰の骨ですね。19〜24?のカーブ。これをもっている人をカイロプラクティックでは、ユートピアリビングラインをいいます。
「何じゃい、これ?」っていう話になるんですけれども、人間の身体っていうのは前から見るとまっすぐなんですけど、横から見ると、これが、首がこうあって、胸があって、腰があって、骨盤があって、膝があって、足があります。ここが首です。ここが胸です。ここが腰です、っていう風に分かれています。
ここにこういう風に生理的前弯という反りがあります。
首は七個の骨で繋がって、こんな風に、よくたけしの主治医が見つかるではないですが・・家庭の何とかとか医学でよく出てくるラインですけど、こういう風にこういう風な配列で並んでいます。それが七個で首の骨です。ですから、哺乳類は全部、頸椎は首の骨七個です。
次です。胸が十二個です。後ろに反っています。腰は前に反っています。五個です。
仙骨も五個ですけど、これがだんだん固まっていって一個になります。

 

障害の現れる場所とその原因

その下に尾骨があるんですけど、こんな風に人間の身体は出来上がっているんですけど、この生理的前弯をいつ作るのかというと、生まれてくる時。生まれてくる時は、首が座っていません。お腹の中で2回転半、お尻側に顔を向けて、子供は生まれてきます。
その時に、上手な産婦人科の先生、上手な産婆さん、昔でいう、そうですね、こう肩が引き出してくれるんですが、その時に優しく引き出してくれた人と、ぐいっと引き出された人の違いが、人生がそこでまず最初、スタート変わってきます。
それが左の上、BIRTH(バース)と書かれている誕生時の傷です。
で、ここで頸椎の一番、ATLAS(アトラス)と書いてあるんですが、頚椎一番なんですけど、頚椎の一番を損傷すると、損傷という程ではないですが、傷ついてしまうと、この人の人生っていうのは、遠足時に必ず先生の横または後ろになるバスのいうたら最前列に、みんなでワイワイ言うてるのに、ここでビニール袋を抱えてはる人っていうのは、ここの一番、このちょっと産婦人科の先生が下手やったという人がここにいってしまいます。
ですから、これは治らなくはありません。だいたい小学生くらいでこれは治ります。
でも、小学生くらいで首の一番が悪いとは思わないですから、病院に行ってもおかしいとは言われませんし、優しい治療でこれはほどなく頚椎一番のおかしいのは治ります。
しかし、やっぱり新品にはならないですから、くたびれてきたり弱ってきたりすると、ここにやっぱり異常が出てくるので、人ごみが嫌いになってみたり、後は乗り物に乗って酔ってみたり、非常になんか匂いに過敏になったり何かに過敏になったりする場合は、頚椎一番の治療をおこないます。それで、ここでまた頚椎の一番で人生が変わるんですけど。
次にその隣、一歳まででまたアトラスと書いてあるんですけど、これがまたやっぱり頚椎一番を痛めるんですけど、この時は首が三カ月から五カ月座っていません。座ってない、で、何をして首のこの前弯の反りができるかというと、おっぱいを吸うことによって、首の筋肉を鍛えていってやっと前弯ができます。それが首の前弯を作る方法です。
ですから、哺乳瓶で与えられた子供と、また実際におっぱいを押しながら実際『吸啜』といわれる吸う運動をした人とは、筋トレの差がやっぱり出てしまいます。
ですから、形が崩れるとか、いろいろなことを言わはって母乳じゃなくミルクを与える方もいますけど、実際のところは、本当は与えた方が、実際は首がなんですかね、ちゃんとした前湾が作られていきます。
次にこの後湾を作るにはですね、赤ちゃんが床を手で押したり、ずりずりハイハイ、ずりばいとかをしていく過程で後弯していきます。これが順番で、ここが出来てこうなってっていう形になります。
後弯をそこでつくったのに今度は座りだします。
座ることによったり、ハイハイすることによって腰の前弯を作ります。
いきなりハイハイせず立つ子もいます。「うちの子、早いのよ。」結構なんか遅れている方が割といけないイメージで、早いと嬉しいですよね、やっぱり。
でも本来は、ひっつかまえて倒して、三回くらい倒す方がいいと言われているのですよね。
昔やったら、一升のお餅を背中に背負わして、からげ取ったりとかして、なんとかこう足腰を鍛えて。ハイハイというのもうまいことなっていまして、足の親指でこう蹴るんですね、しっかり。足の親指の筋肉が出来上がってくると、やっと立ち上がれるという身体の準備の時間があります。全部に無駄がないのが、おもしろいとこですね。
それで、そのハイハイがない、例えば、こんなUFOみたいなんでガチャガチャようなやつがあった人というのは、基本的にはこの腰の反りがありません。こうまっすぐになります。
そうすると、例えば橋でも、こういう橋と横から見てこういう橋では、やっぱりこっちの方が強いんですよね。なので、例えば昔の処刑でも、ここに棒をひっつけてですね、まったくこうクッション性のないような状態にすると、脊髄が突き刺さるぐらいっていう罰則があったくらいなんですが、ここに反りがあるために、人間っていうのは、くたびれなくてすんでいるんですよね。
なので、じゃあ無くなってしまった人はどうするの?これ生まれて、しょうがないので、その人は治療に来て下さい。
それでこの頚椎のカーブっていうのが非常に大切になるので、これから例えばお子さんとかお孫さんを育てるとかの場合、あせらないで、とにかく一つ一つの動作が出来るように、抜かして例えば立ったら倒すくらいの感じでいっていただくと、やっぱりこう健康な子供には育ちます。
しかし一つ問題がありまして、いま流行の身体というのは、細身でスラッとまっすぐなのが流行です。
割と武田鉄矢とか胴長短足世代っていうのがやっぱりあるんですけど、基本そっちの方が強いんですよ身体は。身体は強いんですけど、あまり受けないというのがあるので、ほどほどのところもあるかと思うんですが、非常にこの辺のところというのは大切になってくると思います。
で、ここなんですが、ここで一歳まできました。
次に尻もちをつきます。一〜二歳でよく頭重たいやつが、どーん、どーんって尻もちをつきます。
この時にほぼ形作られていくのが女性の生理痛がひどい人、それから子宮筋腫だとか、生殖器官系とかに障害が出る人、非常に重たい生理がくるっていう人の場合は、ほとんど尻もちをついているとカイロプラクティックでは考えます。
何故かというと、この仙骨っていわれているところから腰骨が立っているんですけど、こっからこう穴があいてこっからこう神経がバッーと出てくるところがあるんですけど、ここをガンガンガンガン打ち続けていると、陰部、その子宮や卵巣にいくような神経のところがやっぱり変形して害されていっています。ですからそれをカイロではどついて治すんですが、ここを戻してあげると、かなり改善されます。
しかし、やっぱりその心の問題もありまして、例えば女性性を受け入れられないとか、とにかくその男性と比較して負けているとか、いろいろなことを考えてしまうと、生理も重くなってしまうんですけども、こういうことでも尻もちをつくなと言って鉄のパンツをはかしとくのか?という議論もしたことがあるのですが、なかなかこう難しいところです。
なので自転車にも乗るし、例えば、いろんなとこでギャーンとかこけたり、マット運動でお尻から落ちてみたりとか、いろんなことがあるんですけど、必ずやっぱりこの世の中というのは原因があって結果が生じてきますから、その原因を早く摘み取っといてあげるってことが、非常に大切になると思います。
はいでまぁ次、三歳〜十二歳で、三番目、首の三番ですね。
三番目の骨が、例えば友達に突き飛ばされてみたり、片手でついてみたりということが遊んでいる最中に痛めていくと、やっぱり後々ここが動かなくなるんですね。一番二番三番の骨がロックします。ロックをするからここをどつきにいく、例えば治療をバキッといわしにいく、この三番を動かしにいくんですが、基本的に外から触ったら分かるという先生が多々います。
「モーションパルペーション」という触れば分かるんだという先生がたくさんいるんですが、僕は絶対に分からないと思っています。何故かというと、例えばコリがあることは分かります。

 

立位でレントゲンを撮るドクターピアース

ここのドクターピアースが凄かったことは、レントゲンをまず立位、立った姿勢でとります。
何故かというと、立った姿勢で撮らないと、全部いい形になるんです。骨盤もこのまま寝た状態で撮ると、絶対にちゃんとする。こんな形で撮る人も、こんな形で撮る人も、全部同じ形で映るんですね。
なので本来は、座位じゃなく寝ている状態じゃなく立った状態で撮ってくれる先生というのは重要になるのですが、今あんまりというか、ほとんど撮ってくれません。何故かというと、保険ベースにならないから。
頚椎で頑張っているって、これも五年前、僕がこちらでこの『ユートピアリビングライン』の話をしたのが二〇〇七年です。六月二十二日でした。
今、五年経ちました。何にも変わっていません。レントゲンの話をその時もしていました。
レントゲン、虎ノ門の辺に「松井」という先生がいます、という病院の先生の話をして、形成筋という首からくる具合の悪いのが雅子さんの具合が悪いんだという本を書いた松井孝嘉、こういう先生がいてですね、これからこの整形外科業界や首の治療ということに関して、日本が変わっていくんじゃないかという期待をしていましたが、やっぱり五年経ってもほどなく全然、立って映す病院というのはありません。マニアックなとこだけです。
なので、勿論ちゃんとレントゲンを撮って、カイロプラクティックしてくれる先生というのがいますので、ちゃんと、きっちりしたとしたことを知りたい場合っていうのは、レントゲンをしっかりとした形で撮ってもらって、後は例えば首を曲げます。首を曲げると、後ろが開きます。首を上げると、後ろが閉じます。首というのは、連動して七個の骨が連動して動いているんですが、これを胃透視「はい、バリューム飲んで。横向いて下さい。はい、反対向いて下さい。」っていうずっと胃の状態をレントゲンで撮るものを、首の状態で撮る先生がいます。
それで、どこの骨がロックしているのか?どの骨が動いてないのか?だから、ここの治療を一発でどつきにいけば治るというのが、本来のカイロプラクティックなんですね。
だから触って、ここが動いてない、ここが動いてる、やっぱりここが固まってしまってここが代償して動くんですね。なので動かないところは動かないままで、バキッと入れてもここが動いていくだけなんです。それが、ここがバキッとやった結果、二十年くらい経つと、そのバキッのやった意味が出てくるんですけど、長いんで「あかん」って言うてても二十年これからかかるわけですよね。
なので、なかなかそのバキバキってやって、その時はすっきりした感じを受ける、しかし、ここを動かせる先生がいるかもしれません。それは技術職なので分かりませんが、基本的に、パキッとなったらオッケーというものではないと思います。
「このカメラ、レントゲンで被爆するやん。レントゲン撮るしどうなん?」それは被爆するリスクはあります。特に、骨盤系だと生殖系が入ってますし、じゃあその何ですかこう「染色体への傷はどうなの?」と言われたら、そのリスクはあります。ですから鉛の板をのっけますが、やっぱりそれでも具合が悪い場合というのは、かかって治療を受けた方がベストだと思います。
ちょっと年齢が上がってきて、小学校から中学校、高校と行くと、スポーツしたり、いろんなことがあったりしながら、車の免許をとってぶつかってみたり、転がってみたりっていうことで、ここで一気に四番や五番が確実に壊れていきます。
「はい、首の骨なんともないですね。」って言われるんですよ。僕もむち打ちをしました。
首の骨なんともないですね。行ってレントゲンを撮ると、何ともないんですよ。
何ともないんですけど、年数が経って、首の骨が四角なんですけど本来、その骨がちょっとなんかこんな風にいびつな形になるんですね。こんな風にいろんなものがこっから出てきてみたりとか、この辺がなんかちっちゃくつぶれてしまっていたりとか、こんな骨の変化が出てくるのが、すぐじゃないんです。またむち打ちは・・・
年数が経って、何かおかしいなぁっていうと、こんな風に変形していくっていうのが、首の骨の特徴です。
それで、壊れているように見えるんですけど、ここが動かなくなってしまったがために、上下を巻き込んで動かないでおこうというその安定をはかろうとしているんですけど、それがいうたら、動かないから悪いんですけど、身体は守ろうとしてくれてるんですけど、身体にとってはめんどくさいって話になるんですね。

 

膝に水が溜まるのには正当な理由がある

例えば、膝なんか特徴的ですね。だって膝の水が溜まります。皆さん膝、水が溜まると座れません。歩く時もこんな感じで伸ばしたままの状態になりますから、基本的にはめんどくさいです。
なので、お医者さんに行くと、抜いてくれます。水抜きます。じゃあ誰が水を作ったんでしょうか?誰でしょう?確かにですね、水を抜くと、その日のうちに膝も曲がるし歩けます。
例えば大腿骨が上からこうあります。足の骨がこんな風に、骨盤からこんな風に膝の骨があって、こんな風になっていると簡単に思ってください。
ここに関節の包みといわれる関節包といわれるものが中に入っていて、潤滑液というその水といわれる、潤滑液が入っています。これが膝の構造です。
健常な今僕達普通の全然痛くない人達も、ここに水が入っています。ここをガーンとその炎症がおこってきて、ドーンとついてきたり、こけたり、打ったり、いろんなことで水が増えます。
そうすると、パンパンに腫れます。パンパンに腫れた水をチューと注射器で抜くのがお医者さんです。で、「注射器で抜かずにそのままほっといて下さい」というのが、治療家です。
何でっていうと、勝手に作ってくれたんで、いらなくなったら勝手に吸収します。
でも、明日例えば、ロンドンにオリンピックを、終わりましたね、ロンドンにオリンピックを見に行く。足曲がりません。さぁどうする?あいつは抜くなと言うた。しかし、膝は曲がらんし、階段はあるし、石畳やし、大変や・・・
その時は抜いてもいいと思うんです。それを必死で我慢する。明日結婚式で、膝が曲がりません。そんなん抜いていいです。
TPOに合わせて使ってもらったらいいんですけど、これを抜くと、どうなるかっていうと、グラグラします、膝が少し。
何故かというと、徐々に吸収していくはずなのに、急に無くなったから、ここがシワシワになっている状態。そうすると、ちょっとだけルーズな感じがあります。
ルーズな感じがおかしな姿勢で、またカクッとなって、炎症がおこるとまた水が溜まります。
「先生抜いてー」二回目抜きました。だいだい三回抜くと、膝はやる気を失くします。
「もーえーわー、わし作らへん」って言うて、止めます。止めてしまってどうなるかというと、どんどん変形してきます、今度は。何故かというと、ここがルーズなために、安定しようとして、この骨ちょっとこっちに動かしますと、こういう風に骨ができていくんです。
だんだんこう安定して安定してって、こんな風にどんどんこう出ていきます。
骨曲という骨なんですけど、これが出てくると、膝がだんだんこういう感じに、O脚になってこうやって歩いてはる人、だいたい膝の水を抜き続けた結果、こういう風にわざとこれは安定をはかるためにこうやって骨が出てきてくれてるんですけど、ここに筋肉がついていると痛い。
でも身体は安定しようとして、グラグラするのを防ごうとして、開いてどんどんいっているんですけど、なかなか今のところ、こういう医学です。
なので本来は「吸収するまで待って」って言うんですけど、なかなか皆待ちません。
例えば「頭が痛い。今日仕事せなあかんし、人とも会うし、もう今日はどうしょう」って、ここに青筋立てて「今日頭が痛いんです。」
後は、「もう良かった、イブ飲んでいこ」って言って飲んで行く人。
後は、もう今日具合悪いから、キャンセルって、ドタキャン出来る人。いろんな人がいると思うんですけど、基本このまぁ言うたら三次元社会で経済活動をおこなって、薬を飲まないでいくのはキツイですよね。薬飲みますよね。「今日痛い、次の日も痛い、わぁなんで痛いんやろう?次の日も痛いわぁ」って飲んだら楽になりますというと、薬を使う人が割と多いと思うんですよね。
でも、原因があってやっぱり結果がありますから、例えば、ここで火災報知機がピーンと鳴りました。わぁー火災報知機なった。何も別に燃えてない。まぁなおったからいいか。気圧の変化かな?大丈夫かな?」でも煙が出ていたら、やっぱり逃げますよね。
それと同じで、この頭痛、例えば膝痛、例えばお腹痛い、何でも全部が身体のサインなんですよね。それをどう捉えて、どう対処するか?でやっぱり人生と一緒で変化、結果が変わってくるということになります。

 

グッドカイロプラクティック

それで、今度そこに右の端っこに『グッドカイロプラクティック』って書いてあるんですけど、ダイエット、エクセサイズ、ピュアウォータ、グッドスリープハビット、って書いてあると思うんですけど、これ上から、食事、運動、純水、水ですね、グッドスリープハビットっていうのは、良い睡眠の習慣という意味です。
結局人間って寝ないと死んでしまうっていうか、壊れてしまうんで、寝ることが非常に重要やと僕は思ってます。

 

治療家が一番大事にするポイント「睡眠」

僕ら治療家が一番大事にすることが、寝れてるか?寝れてないか?ということです。
寝れてないと、三日寝れませんというと緊張します。何故かというと、身体が良くなっていく可能性がないからです。で、寝れてる人は、よくなります。
何故かというと、病院に入院します。三次元世界、普通の生活から隔離します。ご飯も食事もお風呂も入らなくていい。ご飯も全部作ってくれてというと、ほぼ休養です。休んでいることが、身体を良くしてくれます。なので、名医っていわれる人程、入院を使います。うまくなります。
でも、傷をひっつけるのも、例えば何かを治すのも全部やっぱり自分でしかならないので、点滴入れて、はいあんたが治しました、といっても、本人が頑張らないと治らないので、それはもうそのままだと思います。

 

食事

食事、これが非常にもうポイントになってきます。
ダイエットって書いて、今ダイエットブームでしょうけど、節食なんとかとか、空腹で身体にいいとか、もういろんなことを言われてます。
で、今僕らが本当にこの二〇〇七年〜二〇一二年五年間で非常におもしろいと思うことは、全く正反対のことを言います。全部対局のことを出してきます。

 

鼻呼吸

例えば、鼻呼吸が身体にいい、という話が出ました。そうするとこっちでは、口呼吸で花粉症が治りましたというてくるお医者さんが出てきます。

 

身体を温める

「身体を温めろ、身体を温めろ」「冷やせ、水風呂がいいんだー」みたいな。
「うちはもう半身浴だ」みたいな。「全身浴だ」っていうのが出てきます。
「おいしく食べろ」、「食うな」とか、絶対真反対のことも絶対出てきます。
これで僕らは、ものすごく悩んできました。「何がホンマやねん。どれや答えは?」
でもですね、どれも答えとは言わないんですけど、やっぱり、じゃあ長年きたらそれは正解なのか?
例えば、明治からの習慣だから、おーてるのか?って言うたら、「いや、最近のアメリカのNASAでの研究が・・」って言われて、グラッとしたりまたするわけで・・・
「先生、この間テレビでこんなんやってましたけど・・・」って言われると、これ食べたら、健康になれます、みたいな・・「うーん、どうなんやろうね。」っていうことで、結局は、ずっーとずっーと、どうしたら健康になれるんやろうかと見てきた結果ですね、これはもう二〇〇七年には、なかった切り口になりますから、こっから、今日来た人だけですから・・・

 

あたりまえのことをあたりまえにやる

はい、今日一番覚えて欲しいことです。
『あたりまえのことを、あたりまえにやる。』もうそれしかないです。
何故かというと、例えば、腹八分。
例えば、みんな聞いたことがあると思いますけど、腹八分目にして下さい。
「できひん。だってストレスがあって、今日帰ったらあれ食べよう」とか。頭の中で冷蔵庫・・
「もう今日頑張ったし、私へのご褒美、乾杯!」みたいなんかね、なると思うんで、そうなるとこれ、ストレスコントロールの問題になってくるんですよね、本来ね。
心が満たされないと、一番簡単にいくのが食事です。甘いもん食べて、「わぁーめっちゃうまい」っていう話なんですけど。ストレスコントロールをどうするか?非常に大切になります。
歌、歌いに行く。いいですよね。お酒飲む、飲むかっていう話ですね。
走りに行く。いいですよね、健全で、このクソ暑いのに・・・っていう話になるんですけど・・・

 

腹八分目、良く噛んで食べる

基本的には非常にこの腹八分目、とっても大事です。
「じゃあ、一口、三十回噛んでください」噛めないですよね。じゃあ、そば食べに行きました。三十回噛んだら、ぐちゃぐちゃになって「あれー」みたいな・・・
「どうすんの?これ」みたいな話ですよね。
で、バランスがいい食事。うどん食べました。ご飯食べました。炭水化物、「あれーどうなんのよー」っていう話なんですけど、でもね、何かをやると、絶対変わるんですよ。
何かをやると変わる。なので、頑なにやれる人っていないんですよ。
例えば、今から先程チラッと出ましたが、『割り箸』っていうキーワードが出てましたけど、

 

割り箸咥える

割り箸の治療法という話をしますので、割り箸の治療法。
僕、今例えば、百人の人に伝えます。「はい、一ヶ月続けた人、何人でしょう?」「ゼロですか?もうちょっとまじめな患者さんいますので・・・三人でした。」

 

太もも踏み

よくあの言う『太もも踏み』です。私が「『太もも踏み』して下さい」とよく言うんですけど、太もも踏みとか一人では出来ません。何故かというと、踏んでもらう人と、踏まれる側と二人いますから、二人です。これを百人に伝えて、続いている人が六人。何故かというと、どっちかが「やろうぜ」と言うてくれるから、まだマシ。こっちは、自分のいうたら自己統率能力といいますか、頑張っていこうみたいな人じゃないと続かないんですよね。
そうすると、また安易に、また自分の都合のいいチョコレートが身体にいいとか、ワインのポリフェノールがめっちゃいいとか、もうこんな私にぴったりな物があったのかと、さんざん皆いろんなものに手を伸ばします。なので、やっぱりここ、ここなんです。
僕はこの業界に入って二十年になりましたが、やっぱりこの間二十年前に読んだ本を偶然わぁこんな素晴らしい本がまだあんねやと改めて読んでびっくりしたんですけど、結局ね、その運を開花する、例えば『徳を積む』って言うじゃないですか、昔から。

 

規則正しい生活

あのね、田舎に帰って、その身体の弱いオカンがやり続けていることっていうのがありまして、基本的には三重県なんで、仏壇も神棚もあります。必ず『ごはんさん』をこう朝一番に盛りつけます。水をとか、お酒をとか、お米をとか、ってやるんですけど、ものすごい、いっつも同じ生活です。
朝六時半起床みたいな、夜十一時半寝る、みたいなのが、毎日です。朝六時半には絶対ご飯を盛り付けていますっていう生活があるんですね。
じゃあここで何がわかるかというと、規則正しい生活ができれば、絶対身体は壊れません。
出来ひんのよ、これが・・・。最近「三日坊主」は褒め言葉になってきました。
「いや三日も続いたの?」って話になるんですけど、なかなかねこれね、「やって」ってもやれません。
でも、やった人だけが、栄光の未来がやってくるんですね。
皆ものすごく詳しくなってね。
健康に対して、「いいのよあれが・・・」なんてなるんですけど・・・

 

あたりまえのことを一つ継続してみる

やっぱりこう、あたりまえのこと、一個何でもいいですから、例えば半身浴で三十分風呂に入る、いいですねー。そうすると、「全身浴やりなさい」みたいな本が出てきたりするんですけど、いいんです、半身浴で。
身体温めなさい、冷やしなさいとか安保先生の本にもありましたけど、男は身体を冷やした方がええんやとか、女性は身体を温めた方がええんやとか・・・「温めましょうよ、三十分」
これもね、「タダやから、頑張って下さい」って言うたら、嫁に「ガス代と水代が上がりました。」ってことをこの間三重県でクレーム受けて帰って来たんですけど、ただちがうっていう話なんですけど・・
なので、何でもいいんで、これ腹八分目もね、難しいんですよ。
でも、八分目にしていく努力を例えば三十日中、七日でいいですやん。七日中、四勝三敗やったら勝ち越しなんですよ、一歩前進ですよ、これ。
三勝三敗一引き分けで、これ五分ですからね。二日に一回頑張るだけで基本的にはいけるので。
もうこれ何かで頑張ろうと思うのは、百万円で何とかを買いましたとか、例えば、何かでこういけますとかあると思いますけど、基本的には、もうあたりまえのことをあたりまえにする。それと寝るね。二時間しか寝てません。絶対病気になりますよ。
一日一食にしています、いいよね。一日一食でも。動けないほど食べます、一食の意味がないですよね・・どこよ、着地点は・・
だから、ワインが身体にいいと、ワインばっかり飲む人もいますし、ビールが泌尿効果があっていいって飲んでいる者もいますし。
でもやっぱりずっーと時間をかけてきて淘汰されていくんでしょうね。いろんなもの、いろんなものがいいもの悪いものがあって、どんどん淘汰されていきます。
なので、例えば、ここにあります、食事・運動・それからピュアウォータって書いてあります、水ですね。

 

良い睡眠と首のポジション

それから、良い睡眠習慣です。
枕、例えば、枕の話をします。ずーっと半円のかまぼこ状の枕、首がこう休まって身体がついて、手があって・・・
ここの首を休めるためには、半円の枕が身体にいいんだっていうことが、ずーっと言われてきました。
で、今、少し枕の事情が変わってきまして、ここに枕の絵が右下のちょっとこのへんに描いてあるんですけど、高い枕と低い枕で、立っている状態でここを測ると、例えばいいとかいって、某○キューハンズなんかでもね、作って『枕博士』なんてやってますけど、基本的に今そこからまたちょっと進化してまして、こんな風に枕を自分で自作するんですけど、どうやって自作するかっていうと、玄関マットを三つに折って、こんな風に折って、その上にタオルケットみたいな物を置いて、自分の頭を乗っけた時に、鼻と口とこういう風にまっすぐ横で鏡で見て状態のものを作って下さいっていうような物が出て来たんです。
これ非常に理にかなっている部分もあります。何故かというと、寝ている時ずっと仰向けじゃないから、横向きのときもあるし、うつ伏せの時もあるし、あんまりうつ伏せはすすめませんが、仰向けの状態っていうのが、ベストなんですが、そうはいかないだろうと、なので、首の負担がこれがこんな風になってたら、やっぱりおかしいじゃないですか。枕がすごく高くて、こういう首の状態だと首に負担がかかりますし、これがまた反対やったら頭に血が上りますから、基本的にはまっすぐの状態、仰向けの状態でも苦しくない程度で作って下さい。
自分らしく枕の高さを変えて作って下さいっていうのが、今、枕の最先端の事情だと思います。
なのでやってみて、とにかく一番は寝れることです。
枕がいくら素晴らしくても、寝れなかったら意味がないので寝て下さい。そこは、もう必須です。

 

割り箸のくわえ方

それから、割り箸ですが、これ言うとかんとあかんですね。
割り箸の話ですが、これはものすごく簡単です。
別にうちが畳を売っているわけではありません。畳を買ってもらった理由というのは、今って畳のある家がなかなかないんですよね。
ベッドっていうと硬さが又まちまちなんですよ。身体が沈まないようなベッドの人もいれば、身体がめっちゃ沈むベッドの人もいて、実質はわりと一定の硬いところにこうやって寝てもらう、こんな風に寝るだけなんですけど、上から見るとですね。こうです。ものすごくわかりやすいです。
ここに割り箸をのっけます。ここに割り箸をのっけて、口を開けて目を閉じます。
一番大事なことが目を閉じるということです。
二番目、ここの状態に、口角に割り箸をのっけます。
噛まない、ぎーっと噛まない。当たっているくらいだったら大丈夫です。
チョンチョンと人がやって浮き上がる程度にです。
「割り箸、何やねん?これ。何に身体ええねん?」っていう話になるんですけど。
治療をしてきて、肩こりで通ってくる方って結構いらっしゃるんですよね。
パソコンを例えば朝の九時から夜の九時まで、お昼ご飯とトイレ以外はずっとパソコンをさわっています。目がショボショボします。普通でしょ。全然おかしくないですよね。
昨日急に山登りをしたんで、足痛いんです。普通ですよね。
普通に例えば治療に来て、次の日、昨日と同じ状態で来る人っているんですよね。たまに・・・
「何してんねやろー」っていうのが疑問なんですね。
三重県で治療する場合、一ヶ月に一回、三日間しか帰りませんので、その間、次一ヶ月後に来ても、同じ身体よりは、更に悪い身体で帰ってくるんですよね。
二人くらいそういう苦しい人がいまして、どうやったらこの人は楽になるんやろうか?ということで、悩みに悩みまして・・・
ある日ですね、口をみなさん閉じてください。例えば、子供さんにも口を閉じなさいって言いますよね。口を閉じました。はい、口閉じるって、唇と唇がひっつくことですよね。
唇と唇がひっつきました。はい、じゃあ中の歯はどうなってますか?
はい、まず一人目、歯が当っている人。歯の上下が当っている人、いると思うんです。
二つ目、歯と歯の隙間がある人。三つ目、食いしばっている人がいるんです。
だいたいこの三つ。例えば、歯医者さんに行って、一本だけ当っているっていう人もいるかもしれません。あまり良くないパターンですね。
この三つのうち、どれかやと思います。はい、正解は時間の都合上、隙間があるというのが正解です。これが生理的に開いている状態が普通です。ですけど、何かをするのに口を閉じて、歯を閉じて接触させている人っていうのは、結構多いですね。
こう上の歯と下の歯と接触させてると、ここの筋肉が固まります。口筋が固まると、胸鎖乳突筋、僧帽筋に、いうたら、くたびれを分けていってくれます。なので、歯と歯を離すっていうのが非常に重要になります。
歯を離すことによって、かなり凝らなくなります。もう全然違います。
何故かというと、ずーっと電源オンでこうやって生きている人が、こうやって生きるぐらいに激変します。
それでもあるんですが、ここにのっけることによって、閉じられません。ポカンとした口になります。いうたら、あんまりお母さんとして、子供に望ましくないんですけど、でもこれをやることによって、もう一つプラスを生みます。何を生むかというと、噛み合わせです。これが戻ります。
今、矯正をしている人、矯正をしてない人、いろんな人がいると思います。これは確実に結果が出てきますが。
歯というのは非常におもしろいんですけど、口の中にある例えば、こう歯がありますよね。
みんな並んで、前歯があってこういう風にある。
これが唇の中に隠されているところの歯の根っこなんですけど、上歯って全部脳下垂体に向かって全部同じ均等な形で歯が生えているんです。ですから、噛むことによって刺激が確実に脳に伝わるように作ってあるんです、人間の身体って。
でも、歯並びが良くないから、ここをとりあえず抜きました。はい、こっちも抜きました。ワイヤーでひっぱりました。形揃えました。「ここはどうなる?」って話ですね。
隙間がないから、すきまを作って歯を入れよう。顎はやっぱり硬い物を噛まないですから、基本育ちません。なので昔ほど、こんな四角顔が減って、割とものすごくこんな顔が流行じゃないですか、なのでこういうきっちり歯がはえなくなってきているんです。
今四本例えば、親しらずがはえない人が、ほとんどだと思うんですけど、だけど実際は、やっぱりいらんもんって歯ってないんですよね。
横向きにはえて、虫食ったから取る、これ大事やと思います。普段の処置、大切やと思いますし、実際例えば、今便利なインプラントあると思います。「どやねん、インプラント」、めっちゃ楽ですよね。胡麻食べられる、煎餅食える、入れ歯では食べれませんっていうところが食べられるようになります。
でもそれと、訴訟件数の形というか、インプラントの訴訟はものすごい量があります。
なので、本当は四十から五十くらいまでの間に昔の女の人は、ほとんど歯が抜けてるんですよ。
何故かというと、出産数が多いから、歯ないんで、四十から入れ歯をしても、めっちゃ適応能力があるんですけど、これが七十とかになって、入れ歯なんて耐えられないじゃないですか。入れてるもんに異物感があって。しょうがないんで、時代と共に身体も変化がおこってきているので非常に難しいですが、噛み合わせにも非常に効果を発揮します、この割り箸。

 

一日三十分の健康法

三十分でいいです。これは三十分やってくれると一日もちます。
はい、別に割り箸でなくてマイ箸でもいいんですよ。エコでマイ箸みたいな・・・
ボールペンでも何でも本来はいいんですけど、誰でも家にある割り箸。自分の専用の割り箸やと三十分経つとベチャベチャになります。干しとくって・・・
それで、コツなんですけど、のっけとくと唾液が溜まりますよね。
人間って絶対に噛み合わさないと飲めないんです。口あいたまま飲んでみって言ってもほぼ無理。なので、そのときは、ぐっとあわせて飲んでもらって結構です。
ですから、今老人ホームとか例えば行くと、誤嚥性って、間違って飲んじゃって器官に入って肺炎おこって死んじゃうっていうことが結構多いんですけど、なんでかというと、合わないんですよ、入れ歯が。入れ歯が合わないから外しますよね。飲み込みますよね、歯がないと当ってないから飲めないですよね。間違った方に行くというのが本来のとこなんですけど、そこまで歯学はいかないんですよ。
何故かというと、ドイツはダブルドクター制度といって、医学は一応内科とか全部終わったあと更に歯医者になるっていう、更に上に行くから歯医者になれる。
でも、ここは歯を診て、内科通ってドクターとこの歯科医を受けてしまっているので、非常に難しいことはあるんですけど、なのでこう、歯のことの考え方は今後ものすごく変わっていくと思います。
なので、三十分、できれば畳の上で好きにこう高さは雑誌をのっけて高さを変えてもらっていいので、こんな感じでやる必要はないので、普通にリラックスして手のひら大の字に開いて、まぁ上から見るとこんな感じですかね、こんな感じですね。

 

睡眠薬がいらなくなる

「三十分なんか出来るか!」って言う人もいると思うんですけど、合法的に三十分寝れると、寝れるというか、睡眠薬を使っている人、睡眠導入剤を使っている人も、これで寝れるようになります、寝れます。これで止められる人がほとんどです。
そうすると、つきに引っ張られなくなるので、騙されたと思ってやってみて下さい。それでダメならうちに来てくれたら構いません。
いつでもいいです、構いません。緩めていく。もとに戻すので。
それでゆっくりこれを例えば、三十分経ってはずします。ゆっくり噛むと写真で、写メで撮ります自分で。そうすると、人同士でもいいんですけど、そうすると、いつも噛んでるところと違うところが当ってくれるんですよ。
それでこう例えば、ちゃんと噛んでくれるようになると、正しい位置やから夜中に歯ぎしりしたりしない、こういがんだ状態で噛んでいるから、夜戻そうと思ってガリガリガリガリいうんですけど、昼間我慢している僕みたいなタイプも結構ガリガリガリガリやって、夜ぐらい黙っとけって言われるんですけど、なので、これをやってもらうと、いいことばっかりです、ほぼ。
ただ、「三十分かかるの、えー?」って言われるんですよ。でも、たかが三十分が、これが例えば二十分の日があってもいいじゃないですか。十五分の日があってもいいじゃないですか。
でも例えばちょっと出る前に、じゃこうやっとこかっていうと、スカンって肩こりがとれます。
なので、こうのっけてもらって、大の字で寝てもらって、自分が緊張してたら無理ですよ。
「弁当の用意して・・・あれやって、これやって・・・」ってとか言うてるんやなくて、ボサーッとしとかないと・・・「誰々さんとこに電話せんとあかん。洗濯物そろそろ取り込まないと・・・」「落ちつけよ!」みたいな人もいっぱいいるので、
でもこれもタイプがあって、うちの治療院に高級な畳が敷いてあるんですけど、イオンで一枚二千円くらいが敷いてあるんですけど、そこに、大の字に寝ると三十分寝かされるわけですよね。今から三十分ですよって時計がこの辺りについていて・・・後、もそもそもそもそして動いている人と、いろんなタイプがいるんですけど、ほぼ分かれます。
そこでリラックスできるタイプというのは、副交感神経優位タイプ。こっちは、ほぼ身体は治ってきます。何故かというと、ガーッと寝ているような人は何もせんでも治ります。治療に来る必要は、ほぼ無いくらい。
交感神経優位の人は、これはもう大変です。
治療室とその畳の部屋と分かれてるんですけど、ガサガサってって畳って・・・「お前寝てんのか?」って・・・ずっと三十分間、こっちの人は楽しんで三十分間寝てるんですよ。同じ三十分やけど、なかなかやっぱり難しいですね。
なので、いろんなことを言うてきましたけれども、実質はこんな感じでやってもらえたら、いいんじゃないかなと思います。

 

自分でご飯を食べ、自分で生活できることが大切

はい、それでまぁこの枕の話とか、良い睡眠とって下さいねーって話とか、なんやねん?右の下の水のドリンクのやつは分かるよみたいな・・・左側はシャワーなんですよね。
シャワーもなんとかメタンが入っていると、良くないよーっていうことを表してくれています。
ここが今73.5、オレンジのライン、一番下が73.5。
アメリカのまだ二十年近く前のデータなので、だいたい男性が八十、女性が八十六くらいですかね。本来世界で第一位でしたが、この間震災があったので、第二位になりました。
だけど、非常に問題だなぁと思うのは、健康でここの年齢まで生きているのか?ということが非常に問題で、今、老人医療費っていわれるところも非常に高くなってくると思うんです。
なので、基本はみなさん数字を追わないで、どれだけ充実した人生を送れるか?どれだけ楽しかったか?どれだけなんかやりたいことがやれたか?ってことが、大事になりますので、ホント今はもうこのいうたら百二歳までうちのおばぁちゃんも生きましたけど、百歳のお祝いをした次の次の日くらいに倒れましたから、それから二年くらい生きていたんですけど、まぁ胃瘻するだの、胃瘻しないだの、いろんなことで家族中がもめるんですけど、それもいろんな魂修行の勉強になるのかなぁーとは思うんですが、年齢を問わず自分でご飯を食べれて、自分で生活出来てっていうことがベストじゃないかなぁと思います。
今、特に、お医者さんなんかが、『大往生したけりゃ医療とかかわるな』とか本を書かれてて、繁殖期過んだら、死んでもえーやん、みたいな・・・「よー書くなぁ」みたいなことが書いてあるんですけど、でもいつかみんなが誰もがあの世に還って死んでいくんで、それまでどうやったら自分がやりたいことを、人のお役に立つとか、いろんなことがあると思うんですが、何の不都合もなく、何の違和感もなく、そして、やりたいことがやれる人生が送れたらといいんじゃないかなぁーと思っています。
はい、では、私の『ユートピアリビングライン』の話はここで・・・

 

 

 

 

 

 

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