| 投稿一覧 |

 

腸内フローラ、腸内細菌の基礎知識2

 

腸内細菌は、腸のどこにいるのだろうか?

 

腸の内視鏡写真で粘膜をよく見ますが、その粘膜の粘液が菌のすみかであり、菌の総量は1人分で1.5キロほどである。

 

腸内細菌の食べ物は、腸内を進んでくる消化物。

 

菌ごとに好みが決まっていて、特定の菌はほぼ特定の成分を食べる。

 

その菌の排泄物は別の菌の食べ物になる。

 

その排泄物をまた別の菌が食べ、それをまた次……といった具合に、1000種の菌は食べ物の連鎖でつながっている。

 

連鎖の過程で発生する成分の一部が腸から吸収されて、体の健康に影響を与える。

 

良い影響なら「善玉菌」、悪い影響なら「悪玉菌」と呼ばれるわけだ。

 

このほかに、日和見菌と呼ばれるグループもいる。日和見菌とは、大勢に流れる性質の一群で、善玉菌が強いときはおとなしいが、悪玉菌が強くなると一緒になって悪さをし始める菌である。

 

腸内細菌の中では、数の上ではこれがもっとも多く、全体の約7割を占める。

 

3群の比は2対1対7ぐらいが理想とされ、そんな状態なら、黄色がかったバナナ状のウンチがつるりと出るという。

 

 

 

 

 

身体のしくみ

 

 

column category

 

サイト内検索:

最近の投稿