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21世紀の健康法 〜身体の信号を聞く生活〜 品川講演会

皆さん、はじめまして。先ほどご紹介いただきました「ありがとう鍼灸整骨院」の加藤範行と申します。ご指名を受けて僭越ながらお話をさせていただきます。1時間45分ぐらいのお話になると思いますのでお手洗いに行かれる方は、お手洗いに行っていただいて楽にして聞いていただければと思います。

 

現在、東京と三重で治療しておりますけれど、今から何年前になるでしょうか、業界に入ったというのが1989年ですから、もう25年以上治療しております。

治療院、それから病院、いろんなカイロプラティック、整体、いろんな分野があって、皆さんも関わっておられたり、知人の人や家族の人がかかっておられる方がいらっしゃると思いますが、本日は、治療とは何かという、治療する側の立場から治療の話をさせていただいます。

 

 

 

 

痛みとは何か

 

例えば、どこかが痛くなります。ひざが痛い、腰が痛い、首が痛い。痛みを取って欲しいと思って治療へ行かれる方がほとんどだと思います。例えば、手を包丁で誤って切ってしまったとします。血が流れています。そしたら、どうするかというと、まず救急車で病院に出掛けて止血をしてもらうと思います。止血をする際には必ず縫合したり、包帯を巻いたり、圧迫をしたりと、いろんな方法がありますが、そういう処置を医者にしてもらうと思います。

 

 

でも、その傷を誰が癒やすのかというと、患者さん自身ですよね。なので先生が治してる、例えば薬を処方する、正しい生活方針を教える、こういうものを食べてはいけない、ああいうものは食べてはいけない、ということは伝えるけれども、実際それを実践してやっていく。例えば水につけない、使わない。休めるということで治していくというのは患者自身になります。

 

 

そこがやっぱりあそこにいくと一発で痛みがなくなるのよ、とか、あそこに行くとすぐよくなるのよ、という形の話でどんどん行くのですけど、さてそれが本当にいいドクターなのか、いい治療家なのか、というところになってくるんですけど、例えば、痛くなくなったら治ってるという方がほとんどなんですよね。

 

 

でも痛くなくなってからが僕は勝負だと思ってるんです。痛い間というのは身体というのは実質痛い、例えば頭が痛い、腰が痛い。それを喜ぶ人ってほとんどいらっしゃらないと思うんですね。ですけども、例えばここで火事が起こりました火災報知器が鳴ります。熱源であったり煙であったり火災報知器がビンって作動します。それによって皆さんは避難します。一命を取り留めますというふうにセンサーの役割をしてくれるっていうのが痛みです。

 

 

痛みは非常に迷惑だし嫌なものだし自分にとって不都合なことで起こってくることがほとんどです。ですけども痛みがなくて例えば傷を負ってるのに血だらけで、あら、あなた血が流れてるわよ、と言われながら、ああそうなの?という話であれば基本的には全然一命をとりとめるどころか多分致命傷になるんですね。なので一番覚えといてほしいのは身体からの信号を自分で聞けるようになるっていうことが今日の21世紀の健康法についてつながっていくところなんです。

 

 

実際痛みがでます。例えばどこの痛みでも構いません。じゃあ頭が痛いということにしましょう。頭が痛いものすごく苦痛です。まず今朝起きました。仕事しなきゃいけない、家事をしなきゃいけない、みんな朝から予定がつまっています。さあ頭痛です。薬は身体に悪いわよと、オーガニックの先生も言ってるし、整体の先生も言ってるし、治療院の先生も薬は飲んじゃだめという。さあ頭が痛いどうする。

 

 

我慢するか飲むかのどっちかしかないですよね。我慢して1日眉間にしわを寄せながら1日生活する全然楽しくない。さあ今度は飲みます。ああ飲んだらあかんって言われたのにな痛み止め、いやあ、でもな、身体に悪いって言われてるしな。セデスにしようかな何にしようかなといいながら選んで漢方薬にしようとか言いながら胃腸薬だったら漢方なら大丈夫とかいいながら飲むんですけど、基本痛い、それを除去したいというところに心のメカニズムがやっぱり生まれてきます。

 

 

その痛いということを取りたい。何でかっていうと快適に生活をしたいからというところにありますよね。実際痛いじゃあ休んでいいですよ。じゃあ1日目も2日目3日目も休んでいいですよっていうと、ほとんど治るんですよね。飲む、それで例えば仕事をする。それは何かといったら飲んで治ってるわけじゃなくて、飲んで痛みをとって麻痺させてる。例えばそれをごまかしてるって言い方をしたらものすごく語弊があるかもしれませんが、基本的には痛みを感じさせなくして、その日の行動ができるっていうのが薬の効用だと思います。

 

 

決して、ここで間違ってほしくないのは薬が駄目だっていうことではありません。例えば、その日とても大切な会議がある。用事がある。例えば家族で用事があるといったとき、一人で眉間にしわ寄せながら痛みに耐えてるのではなくて、痛み止めを使ってもらったほうがいいと思います。例えば、それが絶対に駄目だという先生もいらっしゃいますけど、そんなことはないと思います。痛み自体っていうのは確かにプラスの面であれば、例えば自分の身体の状態を教えてくれるものでありますから、プラスの面もありますが非常に苦痛であります。なので実際に、その薬を絶対に使ってはいけないというものではないということは覚えといていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

痛み(シグナル)の原因

 

それでじゃあなぜ身体にそんなにシグナル、自らの身体が苦痛を及ぼすようなシグナルを出すのかというと、1つ目は飲食の乱れ。食べ物であったり、飲み物だったり、お酒を飲み過ぎであったり、食べ過ぎであったり、ああもう腹立つもうこれ食べちゃえみたいな感じでケーキ食べちゃう。ああ腹立つもうバイキング行って、食べたというときも満足して帰ってくる。それがまず飲食の乱れ。

 

 

それからもう一点、運動不足です。やっぱりこの世の中、非常に運動することが難しいです。それに百歩譲ってカバンを持ちながら右肩から掛けて揺れない状態で、今日バス一駅手前から歩いたから運動したことにしよう。それは僕の中では通勤通学、ということであって決して運動とは呼ばない。運動靴を履いて運動の服を着て、それで軽く汗をかく程度運動してもらうっていうのが本来運動なんですが、どうも通勤通学が運動の時間に含まれてしまっています。ですけども、やっぱり時間をつくって運動していくっていうことをやっていかないと、なかなか健康への種は撒いていけません。時間のない方は家事でも十分運動にあたいします。

 

 

飲食、運動、それからもう一個。さあこれが一番の問題なんですが、特に精神ということが出てきます。心配症のこと。心臓がすごく苦しいんです。心配症。朝から心配して、夜主人が帰ってくるまで心配しっぱなし。主人が寝ても隣で呼吸が止まるかしらん。あした朝起きてるかしら。冷たくなってたらどうしようとか、いろんな考えて眠れない人が山のようにいます。眠れないとどうするかっていうと安定剤飲むんです。睡眠薬飲みます。それで寝ます。

 

 

睡眠薬を飲んで寝ることは悪くないんですが、当然肝臓がくたびれます。肝臓がくたびれると、怒りっぽくなって、甘い物が食べたくなります。もしくは、お酒が飲みたくなります。っていうふうに連鎖がずっと始まってきます。その連鎖をどこで断ち切るかっていうたら、今日を機会に健康への種まきをこれからしていただこうと思ってるんです。

 

 

 

 

 

食事の回数を減らすと太るのはなぜか

 

話は戻しますが飲食です。例えばものすごく腹が立ったら、食べるスピードが絶対早くなります。もうめっちゃ腹立つわって言って、ふだんゆっくり食べてる人が、ほとんどですね、ガーってかきこみます。

 

 

バイキングは、勢いで食べないと基本的には食べられません。20分が勝負です。ですから20分以内に勝負をかけないと自分だけ2枚ぐらいという残念な結果になるんです。どうしてもお店に行ってしまうと、人よりたくさん食べなきゃ損っていう気持ちが裕福やったら違うのかもしれませんけども、悲しいかなそうなってきます。

 

 

例えば幸せな状態、自分の気持ちが満たされてる状態でバイキングへ行くのと今日は絶対食べたるっていう思いで行くのと全くその結果が変わってきます。同じご自身でも、今日と明日では多分違うと思います。なのでとっても大切なところは、自分の心の状態がどういうふうになっているのかということを見てもらうということです。

 

 

例えば、皆さんの関心がおありかどうかちょっと分かりませんけど、ダイエットってありますわね。ちまたに例えば、これだけ食べたらやせる、あれだけ食べたらやせる。これ飲んだらやせる、あれしたらやせるっていうのでいっぱいダイエットがありますよね。例えば、リンゴだけかじってとか何とかだけしとくとか。絶対それだけじゃ続いていかないですよね。でも人って寝てるときにこうやってはっ付けといたらやせるから、それ買ってみんなもうみんな持ってるはるみたいな状況になるんですけど。

 

 

でも本道とはなにか。じゃあ、どうやったらやせるのかという話になりますと、やせること自体というのは、そんなに難しいことではありません。なぜかというと、基本的には3食を食べる。朝昼晩。ええ?私の先生2食って言うてたし、という人もいると思いますけど、ちょっとそこは置いといてもらって3食食べる。朝昼晩時刻を決めください。例えば朝8時お昼12時夕方7時とかいろんなご都合があると思いますけど、例えばおやつが食べたいとか、会社で絶対もうあの人のお菓子持って来て断れないのとか、いろんな状況あると思いますけど、そこは個別相談ということであれなんですけど朝昼晩3食食べます。

 

 

絶対抜くと太ります。相撲取る人は、力士は2食です。絶対食べた後すぐ寝ます。すぐ寝て栄養めっちゃ吸収しといて練習してはらぺこぺこの状態で飢餓状態をつくって吸収率をものすごい上げてちゃんこです。ですからその生活を力士はしています。なぜかというと最大限体重を増やさないと勝てないからです。

 

 

でも同じことを例えば朝食を抜いて出勤します。満員電車結構肉体労働です。僕も往診にいったり治療にいってるのに満員電車に乗るとなんて体力を使うんやろうとげっそりします。っていうくらい体力勝負です。さあ何も食べてません。会社に着きました。そのまま仕事を開始します。ああ、お昼めっちゃおなかすいたガーっと食べました。大体食事時間12分です。そんな20分も食べてません。噛みません。ほぼ飲み込みます。3口で飲めます。ああ、もうこれデザートもいっとかな、とか、飲まなとか何か言うて、結局コーヒー飲んだりたばこ吸ったりなんかいろんなことしてる間に、はい時間終わりました。

 

 

昼食から仕事に戻りました。またガーって夜まで6時7時8時もうあいつのせいで遅くなるとか言いながら夜まで時間が経ちます。さあ夜になりました。飲みにいこうぜ、さあ飲みに行きます。わー乾杯、おいしいアルコールで胃壁は緩みます。さあ胃壁が緩んだらどんどんものが入って来ます。まあ頼めばねすぐ居酒屋さんやったら出てきますけど、嫁さんやったらぶーぶー怒りますけど。でてきますから基本は割り勘だったら飲んだほうが勝ちですみたいな状態でどんどん飲みます。さあ飲みました。胃壁はどんどんお酒で緩み帰りのラーメンがおいしい。さあラーメン食べました。はい12時に帰宅。お風呂にさっと入って怒られんうちに寝ます。

 

 

絶対やせへんでしょう。そんなん多分。なので基本的に客観的に自分の生活を見て、さあ3食食べている。2食それは別に何を食べる何を食べないという話。例えば玄米食がいいとか、2食が私には合ってるのとか、いろんな人がいると思うんです。それは個人差です。その個人差っていうのがなかなかみんな分かりません。例えば同じ仲のいい友達がケーキバイキングで私よりあの人のほうが食べてるのにあの人のほうが細い。例えばあの人のほうが、私よりご飯も食べてるのに細い、私なんか食べてへんのに。

 

 

そうなんです。基本的に食べてないほうが太ります。それは悲しいかなダイエットをする、ダイエットを気にすればするほど皆さん食べません。食べてるのに、私全然肥えられへんのよ、どんだけ食べても太らないという人もよく聞きます。それはものすごいさみしい話なんですけど。気にして残せば残すほど太ります。

 

 

なので、そこを発想の転換で3週間はかかります、3週間はかかりますけど3食必ずきっちり食べてみる。それでまず飢餓遺伝子って言われる、いつ食物が入ってくるんやろうと、いつ私の主人は飯を食べてくれるんやろう、きのうも期待してたのにお昼抜きよったし、隣のおばちゃん来て食べられへんかったとかいろんな要素はあるんですけど、基本的には身体っていうのは期待しています。入ってくることを3食同じ時間に入ってくることを期待しています。それがきっちり入ってくると、次入ってくるから80%しか吸収してないけど捨てましょうかっていうふうな身体になります。

 

 

でも、抜いてしまうと次いつ入る、次もこれこないだ80%で捨てたのに、もう次入ってくるのがあしたあさってかもしれないし、これ120%吸収しとかなきゃって、150%吸収しとかなきゃっていう人はどんどん吸収率が上がります。ですから同じ量を食べても、太る人太らない人、同じように、水を飲んで太る人と太らない人というように、いろんな人がいるっていうのは吸収率に差があるからです。

 

 

それはやっぱり日々の生活を一緒にしてない限り見えません。なのでやっぱり夜寝てる間とか家に帰った後という事は、朝食を食べたか食べてないかとか、積極的か消極的か、肉食好きか菜食好きか、とかいろんなことはあると思いますけど。まずは3食食べてくれるということがダイエットするんだったら必須です。

 

 

それから2つ目。ダイエットするためには必ず噛まなきゃ駄目です。一口50回言うたらみんな多分切れると思うんで30回にきょうは負けときます。30回噛んでください。

 

 

例えば、仕事洗濯何でもいいんですけど、はいじゃあこれやっといてダンボールの箱にぐっちゃぐちゃの資料を回されるか理路整然と、あいうえお順に並んでるとか書類順に例えばこれから始めるっていう状態で渡されるかによって仕事の効率スピード、くたびれ具合って変わりますよね。それは分かります。

 

 

でも一口食べて、もぐもぐって食べて、次エビフライ食べました、次、野菜食べました、次、シチュー飲みました、噛んでなかったら、大きい固まりのままで胃での負担が増えます。よく噛むと、整頓された書類を胃に渡してると一緒なんですよね。ここで、胃壁、胃液、胃から腸って流れていくんですけど、やっぱり噛んであるものと噛んでないものは全く違います。

 

 

なのでそこで噛めば噛むほど寿命は延びます。早く飲めば飲むほど寿命は縮みます。それはもう自然の原理で肉食獣やとか草食獣やとかいろんなのがいると思うんですけど、丸飲みするのはほぼ人間と肉食の恐竜ぐらいなもんで、なかなか難しいんですけど、皆さんとにかく長生きした場合は噛んでください。

 

 

例えばユッケ、最近ユッケ食べられないですよね。安全な焼き肉屋さん行っても、こないだもちょっと実験してみて言うたら、ユッケやってませんって言うんですよね。こないだまでやってたのに。あら、と思うんですけど。あれも、例えば魚の中にいるアニサキスだとか、おいしいさんまとか、青魚の中にもそういう虫とかっているんですけど。基本的によく噛めば腹痛は起こりません。

 

例えば大腸菌で下痢はしますが発病はしませんっていうぐらい咀嚼には力があります。

 

 

シベリアに抑留された人で、生きて帰って来れた人と生きて帰って来れなかった人の違い。どんどん最後食料少なくされていきましたね。4分の1とかどんどん食事の量が減らされてきました。なぜかというと、捕虜が残れば残るほど送還するのに時間と船と人員と手間がかかるから。だんだん減らしていきました。

 

さて、生き残った人は、よく噛んだ人なんですよね。

 

 

例えば4分の1の食材を1口200回噛んだ人だけが生き残ったんですよね。ですからその食事療法を知ってる人が一人いまして、その人が、丸のみすんなって、一口全部いってしまうな、ちょっとずつポケットに入れて噛んで200回ずっと噛んでから唾液と一緒にごっくっと飲む。またぷっと取り出して200っていうのを1日かけてやり続けた人だけが空腹や寒さに耐えて帰ってきました。

 

 

やっぱそれをどうしてもこの現代、例えばユッケになると200回噛んでる人多分ほとんどいないですよね。また200回ほど噛み出すと全然量食べられないですよ。30回でも本当に量が減るんですよね。お気に入りのはし置きを用意しまして、口に入れて箸を下ろして、もぐもぐって30回噛む練習から入ります。それだけが唯一どんな食事が変わっても、何食べていい、何食べたらあかんとかってそんなこと言わずに30回、例えばケーキであろうが果物であろうがグリーンスムージーであろうが30回皆さんが噛む食事をしてくださったら理想的なダイエットが必ずできます。体重がものすごく減って、ちょっと減ってちょっと増えたところで止まります。

 

 

そこで、もうあの人までいきたいとか、あそこまで細くなりたい、他人との比較がどうしても生まれてきます。でもそうじゃないんですよね。やっぱりそれぞれ個性や、それぞれ良さがあって、それぞれのベスト体重っていうところまでいってもらうっていうのは非常に大切です。ですから腹が立ってても、がっかりしてても、悲しくても、残念でも、痛くても30回はかみ続けるということが非常に大切になってきます。

 

 

確かにこれを飲んだら健康になる。これを食べたらやせられる。これだけとってたら大丈夫というものがあればものすごく便利です。いずれカプセルだけになってご飯の代わりにぱくって食べたら、はい1食終わりましたというものってものすごく便利ですが、ものすごく悲しいですよね。

1食分の栄養もカロリーもそろって、これで長生きできますよって、チューブで今いろんなやってますけど。やっぱり食べさせていくのと胃瘻していくのって、胃瘻するほうが長もちはするんですけど、だんだん人間らしくなくなってしまう。なぜかというたら、胃しか動かないから。

 

 

 

 

正しい健康法の見分け方

 

なのでダイエットするためには3食きっちり食べる。それからしっかりと噛むこと。その2点がとても重要です。

 

 

確かにカロリーでもどんと落として、例えば炭水化物を食べなくして、低インシュリンダイエットってものすごく流行ってますけど確かに結果がすぐ出て来ます。

 

だけどいつまでやるんですか、それをどこまでやるんですか。戻したら必ず肥えてきます。なぜかって炭水化物入るからね。じゃあお寿司は食べられない、ご飯は食べられない、パンも食べられない、おかずしか食べれない。じゃあそれが本当に健康的な生活になっていくんですかっていったら、確かに短期で落とす、例えばモデルさんだとか俳優さんだとかそれが必要な人、例えば水着コンテストに出たい、そんな人だったら確かに必要かもしれません。その方もいらっしゃるようにお見受けいたしますので。

 

 

という話をしつつ、なので正しいダイエット法、健康法であっても何であっても見分け方っていうのは、それが本当に継続してやれたときによくよく分かってくると思います。

 

 

たしかに新しい技術です、新しい薬剤です、新しい発見されたものですっていうものは必ず世の中に出てきます。なぜかというと科学技術が進歩しているから。便利になってるから必ずそういうものも出て来ますけど、基本的には自分で判断し、自分で摂取していくわけですから。口開けてあーんって詰め込まれるわけでなく、自分で食べたもの、自分で飲んだもので肉体はつくっていくのでそれは皆さんが責任もって調整してください。

 

 

それから、これがいいのよって言ってる皆さん、勧めてくださる人がたくさん周りにいらっしゃると思うんですけど、その、これがいいのよが、とてもくせもので、じゃあその人とあんた同じなのって言うとそうじゃなくて、だけど、それがまたとてもいいものを持ってきてくださるときもあるので、非常に、皆さん困ると思うんですよね。私に合ってるのかしら私に合ってないのかしら。それはこれからも一生涯親切な人が周りにいればいるほど、そういう体験をし続けると思うんですね。例えば専門家が、これどうかしら、それはあなたに合ってますよ、これはどうかしら、これはあなたに合ってませんよと言ってくれたら、それはそれでいいと思うんですよ。それで判断がつくから。

 

 

あとそういう人がいない場合。それを飲んでハッピーかハッピーじゃないかっていうと自分がそれはうれしいかうれしくないか。それを飲んで自分が本当に良いと思うか思わないか。それがとても自分の身体に正直な状態だと思うんです。

 

 

 

 

「身体の声を聞く生活」はあなたを健康に導く

 

身体というのはいろんなことを語ってくる。例えば痛みであるとか。例えばかゆみである。例えばほかにも熱さであったり、熱感であったり、ほてりであったり、冷えであったり、いろんな信号を送ってくれます。でも日常生活を送ってくるとほとんど無視をします。なぜかというとそんなこと聞いてる暇がないから。すべて邪魔な情報として除去していきます。

 

 

なので今日を境に身体の声を聞くという生活に入っていただきたいと思います。

 

 

例えば食事。食べたい。一瞬味が変わる瞬間がやってきます。そこが辞めどきと言われています。腹八分目のポイントです。味が変わります。しかし達成感や満足感が欲しい場合、全部いきます。そこは食事ではなくなってきます。そこまでが、あ、ここおなかいっぱい、ここが八分目の状態、ていうところを過ぎてその後から達成、食べ終わるための達成。ああ食べ終わった全部とか嫁に怒られるし食べとことか、いろんな要素はあると思いますけど達成感を求める。

日ごろの自分ができなかったことの達成を補うために食事を使う。例えばお菓子の袋をあけ、食べきるまで食べてしまうとか、なんかこう勝手な目標立てて頑張るんですけど、そういう使い方をしない。

 

 

結局食事っていうものにおいて、食事って身体を痛める、食事で身体をこわすというのはとても面白くないものです。それで身体もよくできるし、それで身体も壊せます。ですけど30回かみ続けることは非常に面倒くさいです。3回でも飲めるし10回でも飲めるし全然普通に食事なんて取れてしまうし、そばなんか30回噛んだら伸びるやんとか、ラーメンどうすんのとかいろんなこと皆さん言います。

 

 

そばもラーメンもおなかいっぱいの状態で残す勇気を持ってください。特にもったいない世代です。そこでそんなにうけるとは思いませんでした(笑)。

もったいない世代なのでどうしても皆さん残せません。だけどもったいないのは残すことがもったいないのか、身体に入れてしまって身体をこわすことがもったいないのかって考えたときに苦しむのは結局自分なんですよね。なので残せる勇気を持ってください、というのが約束です。

 

 

21世紀、今後やっぱり食事、それから運動。

運動もそうです。通勤通学じゃなくて週1回でもいいです。やらないよりいいんです。また、やり過ぎもだめなんです。例えば30分間歩きました。30分間を歩くことで、未来に向けて健康への種がまかれていくんで、必ず体力的にはあがってきます。

しかし継続ということがとても皆さん大嫌いです。すぐ、なんかもう寝てるだけで痩せるとか、寝てるだけで腹筋がつくとか言われたらそういう健康グッズが大好きです。重力に逆らって歩くなんて絶対いや、みたいな人がたくさんいるんですけど、やったらやった分の結果は必ず返って来ます。

 

 

そこでまた真面目な人が、私腰が痛いんやけど、ああやって言われてから30分歩いているんですと、顔を引きつらせながらいう人がでるかもしれません。そんなことをやってくれとは言うてません。痛くない状態の人に対してです。ですから、これがいいって言われた情報が本当に自分の身体とあってるものなのか、合ってないものなのか。本当にいいものなのか、よくないものなのか、チョイスが絶対必要です。

 

 

ですから、今、何も痛くない。でも歩き始めて痛くなりました。さあどうするかですよね。止める止めない、非常に難しいですよね。痛くても我慢して続けたら痛くなくなるということがあります。さあ悩み時です。さあ治療院に駆け込みました。先生、歩いていいですか?あかんやろう、痛いんやから休みなさいって言われたら、もうそこで折れますよね。ぽきって折れて、ああもう無理、みたいな話になるんですけど、またそこでしばらくたってから30分回は続けよう。歩くのも痛くなくなってきたしもう一回やりましょうってやってくださったら、その分必ず返って来ます。

 

 

ですから一念発起して、さあ私そしたらもう玄米に変えてもうこれで肉食べへんと、魚も食べへんわよ。私もう殺生しーひんわとか言いながら張り切らなくていいので、とにかく普通に30回噛もう。

 

 

今日の話も、最後のほう忘れたりとか、最初忘れてたりとかすると思うんですけど、それでもいいので意識が変わっていけば構わないと思います。それで運動にしても、じゃあ今日は天気がいいからその辺近所を散歩してみましょう。天気もよくなってきますし、またそれもかたくなに11時って決めたら夏30度になろうが40度になろうが必死でやる人がいるんですよね。それも適宜に手抜いてもらっていいので完璧を求めないで、雨降ってるし今日はもういいやとかっていう日もあっていいと思いますから、とにかく真面目で一生懸命やる人に健康オタクな人多いので、オタクにならずに本当の健康になっていかないともったいないですからとにかく楽しみながら歩いてください。

 

 

帰りにねウォーキングするから靴買いにいこうとか張り切ってはる方いらっしゃると思いますけど、買わなくていいんで、とにかく歩くっていうことを初めてください。

 

 

 

さあ次がね、これ精神、非常に難しい。難しいんですけどほかの人にはほとんど分からないですよね。いややなあとか何とかやなとかって思ってても心って分からない。でも自分は分かってますよね。それが実際問題として自分の心が分からない人、たくさんいます。本当は自分が何をしたいのか。本当に治りたいのか治りたくないのか。痛い、しんどい、つらい、私こんなにつらい世界にいます、何とかして治したい。誰でもそうです。治したいと思います。

 

 

でも、そこに治したい気持ちと治したくない気持ちを持って居る人がいるんです。

それは人から言われたら非常に腹が立ちます。

 

でも自分でしかそれは知ることはできません。

 

なので、心という問題が21世紀は非常にテーマになってきます。

私自身もこちらで6年目のお付き合いをさせていただいてて、運営者さんもご存知のようにすごく変化をしています。急速な変化です。今心を見詰める講座もやってます。とっても素晴らしい講座だと思います。なぜかというと自分が思ってる心と自分が認識できる心が違うからです。ですからそれは学んでいくことによっていろんな例えば瞑想したり書籍を読んだり例えば講座に出掛けたりということで心を知るということが21世紀からとても大切になってくると思うんです。

 

 

例えば、東洋医学は、怒り喜び悲しみ憂い驚きその5つの、それから7つの思いによって身体がよくなったり悪くなったりするという事を僕らは勉強してきました。でもそれだけじゃない思いっていっぱいあるんですよね。

例えば、イラっとしてみたり、わあ欲しいって自分が渇望してる思いであったり、いろんな思いっていうのは心の中にいろいろです。熱いなもう、とか思ってる気持ちもそうですし、もういつまで続くのよ、と思ってるのもその思いですしね。その心ってずっと絶えず動いています。

 

 

じゃあ全然揺れなくできるのかっていうんだったら、全然揺れなくつくってあると思うんです、心は。揺れるようにつくってくれてて、また揺れることを認識する、それによって何が起こってくるか。

たとえば痛いっていうことを排除し、例えば苦痛であることを排除しようとする事に一生懸命になります。原因を突きとめることは悪いことではありません。病院に行きます、治療に行きます。何が悪いんだ、いろんな検査をします。そこで異常がみつかった場合、それはそれでOKです。なぜかというと処置が施せるから。例えば手術の全部が全部悪いわけではありません。必要ならば手術をするべきです。必要じゃなければ手術をしないべきです。それにはたくさんの専門家がいます。専門家の話を聞き、西洋的にも聞き、自分の仲間に相談できる人に聞き、そして東洋的な人に聞き、整体もあるかもしれません。実際自分が持ってはる相談できる相手にフルに相談をするべきです。そして納得した上で決断をするべきです。

 

 

やみくもに怖いからとか、いやだからとか、しんどいからと言うような決断の仕方をするんではなくて、こうだからこうだからって自分の中で納得のできる決断の仕方をしていってほしいです。

 

 

はい。それで21世紀の健康法ということで大きな話をしてまいりましたが、やっぱり自分を知り、そして周りの人と、人生としてこれからどうやって生きていくのか、ということが大切になります。

 

 

治療してて非常に無情さを感じるのは、必ず皆さんが死ぬことです。僕ももちろん死にます。それが何年後か分かりません。

 

ですけどそれも自分で決めることができます。例えば今から何年後っていうふうに皆さん決められます。それが例えば80歳であれば、今から40年ある、今から50年ある、今から30年あるというようなそれぞれの皆さん違います。

ですけど人生において旅において、例えば準備をして行き当たりばったりで50㎞の旅に出ようとかする人はいるかもしれませんが、いきなり50万㎞の旅に出ようとか、50カ国の旅に出ようという人はいないでしょう。それでも行けるかもしれませんね。

 

どうやったらいけるのか。

計画を立てて準備をして、どうやっていったらいけるのか自分に問います。どうやっていったら苦難が少ないのか考えます。

 

どうやっていったら寿命までいけるのかも同じですね。行きすぎれば当然身体は反応を出します。食べすぎてたら食べれない、動き過ぎてたら動けないです。

でも動きたいです。なぜかというと、今までそうやって動いてきたから。

 

 

ですから、そのままの生活をしてきて、痛みや反応が出たとき、一度立ちどまって欲しいんですね。身体が何を言ってて、自分は何を得なきゃいけないのか。

それを皆さん自身が本当に問うてもらったときに、実際、痛みや苦しみから、病気から必ず離れられると思います。

それに僕たちも治すのではなくて、最大限の自己の治癒力が発揮できる手伝いをさせていただきます。

 

 

健康になる決心ができる人できない人、やりたいけどやれない人、いろんな人がいると思います。

ですけど、今日の話をきっかけに、それぞれの人がそれぞれの心境のなかで、身体の信号を聞こうと思っていただければと思います。そして自分が何をつかむべきか考えていただければと思います。

 

健康に向かってやっぱりこうやって集まってくださってご清聴くださって本当にいいご縁をいただいたと思っています。

またこのような場をいただいてお話しができて、僕もみなさんと毎回健康的にお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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