2015年8月18日
カテゴリ:養生(メンテナンス)
養生の要訣とは、「少」の一字である。
少とは、よろずの事みな少なくし、多くしないことをいう。すべてつましく、いわば欲を少なくする。
欲とは、耳・目・口・身体が意地汚く好むことをいう。酒食を好み、色事を好むの類である。
欲深い生活を長く続けたら、身を損ない、命を失ってしまう。
欲を少なくすれば、身を養い、命は伸びる。
欲を少なくするのに、その条項が12ある。
十二少
思い(こまごまと考えをめぐらすこと)を少なくし、
念い(いつまでも心中深く考えること)を少なくし、
欲を少なくし、
事(用事・仕事)を少なくし、
語り(おしゃべり)を少なくし、
笑い(馬鹿笑い、嘲笑)を少なくし、
憂い(心細くさびしがる、くよくよ悩む)を少なくし、
楽しみ(享楽的・歓楽的楽しみ)を少なくし、
喜び(酒食的喜び)を少なくし、
怒りを少なくし、
つきあいを少なくし、
悪(不正)を少なく する。
このように、事ごとに少なくすることが、養生の要訣なのである。
何か出来ること、1つから始めてみて欲しい。
やろうと決めて、3日、7日、3週間と楽しみながら、生活に取り入れて欲しい。
« 臍下丹田に気を集める 七つの養生法 〜『気』はどのようにして養ったらよいか 〜 »
サイト内検索: