2015年8月17日
カテゴリ:養生(メンテナンス)
良いことも悪いことも、みな習慣から起こる。
養生の努力も同じである。
努めて実行して、怠らないことも、欲を慎んでこらえることも、繰り返して慣れてしまえば、ついには日常のこととなる。
慎まないで、悪いことが習慣になり、慎もうと努力してもこらえることが出来なくなる。
何かをしようというときは、自分の力量を知ることが大事となる。
力の及ばないことを無理にしようとすれば、気が減って病を生じる。
分に過ぎたことに気をつける。
老子の言葉に、「人をおさめ天につかうるは嗇にしくはなし」とある。
嗇(しょく)とは、惜しむこと。
政治の道も、天につかえる養生の道も、無駄遣いをしないのが一番である。
気を惜しめば減ることが少なくて長命である。
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