2015年7月18日
カテゴリ:養生(メンテナンス)
そもそも養生の術は、内欲をこらえることが基本となる。
基本をしっかりと守り実行すれば、身体の抵抗力、免疫力が増し強くなり、外邪に侵されなくなる。
内欲を慎まないで抵抗力、免疫力が弱くなれば、外邪に傷つけられやすくなり、大病になって天寿を全うできなくなる。
内欲をこらえる項目は、飲食を適度に抑え、過食や過飲をしないこと。
胃腸を傷め、病気を引き起こすようなものをたべない。
激辛、大食い、腹いっぱい、食べ放題飲み放題など、気をつけて欲しい。
色欲を慎んで、精気を惜しむ。
接して漏らさずの真意をいずれ書こうと思う。
寝る時間でもないのに横にならない。 だらだら長く寝ない。
長時間座ったままでおらず、ときどき身体を動かして、気を巡らす。
とくに、食後は、数百歩あるく。
もし、長い時間座ったままでいたり、食後にのんびり座っていたり、あるいは昼寝をしたりすれば、食物は消化しづらい。
ましてや、早い時間から横になって、居眠りなどをしていると、身体の働きが滞って病を生じて、気が減り、身体は衰弱をしてしまう。
いつも、むやみに気を減らすことを惜しみ、おしゃべりを控えめにして、感情を適度に表すようにする。
欲をおさえ、心を平静にし、気持ちを穏やかにして荒々しくせず、静かにして騒がしくせず、心は常に和やかで楽しくあるべきである。
憂い苦しまないようにする。
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