2015年7月18日
カテゴリ:養生(メンテナンス)
養生の術においては、まず自分の身体を損なうものを取り除くべきと考える。
そう、身体によいものを取り入れる前に、すべきことがある。
巷では、さも飲用したり、服用したりすると健康になれるというような謳い文句が多いことが、とても気になる。
古来より、身体を損なうものとは、内欲と外邪とのことである。
内欲とは、飲食の欲、好色の欲、眠りの欲、おしゃべりの欲、それに七情という、喜ぶ、怒る、憂う、思う、悲しむ、恐れる、驚くの七つの感情を表わす欲を言う。
分類にもいろいろあり、儒教では、喜、怒、哀、懼(おそれ)、愛、悪(にくしみ)、欲をいう。
外邪とは、風、寒、暑、湿、燥、火の六つの気候である。
内欲をこらえて少なくし、外邪を恐れて防ぐ。これで元気を損なうことなく、病気にならず、神様から授かった命を保てるのである。
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