2015年9月19日
カテゴリ:身体の不調の治し方
カナダは、面白い方法をやってるもんだな。
血圧には収縮期血圧(上の血圧)と拡張期血圧(下の血圧)があり、血圧が収縮期血圧140mmHg/拡張期血圧90mmHg以上であれば、「高血圧」と診断されます。血圧は年齢とともに高くなり、統計によると、50歳では男性の50%、女性の40%が高血圧であることが分かっています。
血圧が高いと、心臓は大きな力で血液を送り出さなければならないため、血管に強い圧力がかかり、血管壁が厚くなって、動脈硬化が進行しやすくなります。
動脈硬化は全身の血管で起こり、やがて、生命維持にかかせない脳や心臓、腎臓などの重要な臓器まで障害されて、さまざまな病気が起こってきます。
なかでも、心筋梗塞や解離性動脈瘤は突然死の引き金となる恐ろしい病気ですし、脳梗塞の後遺症で寝たきりになったり、腎不全から人工透析が必要になれば患者さんの生活の質(QOL)は大きく低下してしまいます。
イギリスの調査では、高血圧の人が心筋梗塞などの心血管病で死亡するリスクは、高血圧のない人の2~5倍も高いことが分かっています。
このように、高血圧が命に関わる重大な病気に結びつくという。
でも、考え方によっては、自分が高い血圧を必要として、上げているとも考えられる。薬を飲んで、血圧を正常範囲に下げていれば、よいのだろうか?
今までの仕事の仕方、食事、生活習慣を変えようとせず、血圧だけを下げたいという人には、おすすめしない。
血圧を下げる「タオルグリップ」
「タオルグリップ」は血管を柔らかくし、血圧を下げる効果があると考えられています。
(1)タオルを握ったときに指がつかないくらいの厚さに丸める。
(2)2分間握ったら、1分休む。これを左右2回ずつ行う。
(全力で握ったときの30%程度の力で握るのがポイントですが、2分間ぎゅっと握り続けようとすると、おおむね30%程度の力になります。)
行う頻度は、週に3回程度が目安です。
※重度の高血圧(180/110mmHg以上)の方は、事前に必ず医師にご相談ください。
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