2015年8月18日
カテゴリ:食事
一つ、この食事が誰のおかげか思い浮かべる。国、君主や父、兄弟、親族、他人の養いを受けることもある。食の来るところを思って、その恵みを忘れない。自力で食べている物も、感謝を忘れないこと。
二つ、この食事は農夫の勤労によって作り出されたものであり、苦労を思いやり、忘れてはならない。自らが耕さず、養いを受けていることを嬉しく感じること。
三つ、おいしい食事を受けるのは、まことに幸せなことである、とわかること。
四つ、世の中には、食事を満足に食べられなかったり、飢えて死んでいく人もいる。自分は、米の飯を十分に食べ、飢餓の心配もない。これは、大きな幸せではないのか。
五つ、大昔のことにおもいをむけてみなさい。今のような食事は出来ていないはずである。
食事をするたびに、五つのうち、一つでも思いを巡らし、忘れないようにしてほしい。
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