2015年7月18日
カテゴリ:死生観
ほとんどの人は、自分の寿命は長いと思っている。
人生、2万日。こう書くと、短く思える。
まれに、天寿の短いかたもいる。
しかし、生まれながらに元気で丈夫な人も、養生の術を知らず、気を損なう生き方をすれば、生まれ持った寿命を全うすることができず、早世してしまう。
こんな方が、ほんとうに多い。
非常に虚弱で病気がちで、多病なるがゆえに、慎み恐れ、養生に励み、天寿を全うする人もいる。
これもまた、世に多くみられる。
どちらが、良いか?
欲のおもむくままに生活して、身を滅ぼすのは、早いか遅いかはあるにせよ、自殺と同じである。
養生の道は、まだ病気になっていないときに、慎むことにある。
発病してから、薬や鍼灸、治療を受けて、病を治そうとすることは、養生の末節である。
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