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個人の中庸 〜花のいまだ開かないのが盛り〜

養生の道は、中庸を守ることが大事である。

中庸を守るとは、過不足のないことをいう。

 

食物は、飢えを満たしたところでやめるべきである。

思いのままに食べ過ぎてはならない。

 

万事に言えることだが、十分に満ちてしまえば、さらにその上につけ加えることができないので、憂いのもとになる。

 

酒は、微酔にのみ、花は、半開に見る。

酒も少し飲んで、足らないと思う程度であれば、楽しんだあとの憂いはない。

花も十分に開いてしまえば、盛りが過ぎて花の心なく、やがて散ってしまう。

花のいまだ開かないのが盛りである。

 

食欲も、人によって個人差がある。

食べ過ぎず、たべなさ過ぎず、自分の中庸を知ることが大事である。 

 

 

 

 

 

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