誰でもできる、5つの免疫力増強法

鼻呼吸する

鼻呼吸と口呼吸

 

 

私たちは、ふつう、無意識に呼吸をしています。

鼻呼吸とは、鼻から空気を吸い、鼻から空気を吐いている呼吸のことをいい、

口呼吸とは、鼻ではなく口を使って呼吸していることをいいます。

 

 

ヒトの身体は、鼻は空気を肺に取り込み、口は食べ物を取り込む器官として役割分担があります。

鼻には、鼻腔内を流れる粘液と繊毛によって、吸った空気を濾過し、清浄にする働きがあります。

鼻からのどにかけて、副鼻腔という無数の空洞があり、身体に入る空気の温度、湿度の調整をしてくれているのです。

 

 

確かに、口でも鼻でも呼吸は出来ます。

しかし、鼻には、吸い込んだ空気を浄化し、温度と湿度を適度に保ち、肺や気管にダメージを与えないようにし、ヒトの免疫機能を正常に働かせる役割があります。

口呼吸をしていると、この役割が全く機能しなくなってしまうから問題なのです。

 

 

 

日本人に口呼吸するヒトが多い理由

 

多くの日本人が口呼吸という悪しき習慣を身につけてしまったのは、なぜでしょうか。

その理由は、どうやら間違った育児法にあると、「口呼吸は万病のもと」ということを提唱している西原克成先生はおっしゃっています。

乳児期に早めにオシャブリを取り上げてしまうのが原因だそうです。

 

日本では、まだ間違ったオシャブリ弊害論が幅を利かせていて、歯並びが悪くなるとか、乳離れが遅れるという理由から、一歳前後になるとオシャブリを取り上げてしまうことが多いです。

しかし、むしろ一歳を過ぎて言葉を話すようになった時こそ、本格的にオシャブリが必要になるのだそうです。

そうしないと、口呼吸という悪い習慣を覚えてしまうということです。

 

 

欧米では、この弊害に気づき、三歳を過ぎてもオシャブリをくわえさせていることが多くなってきました。

鼻呼吸を身につけさせるためには不可欠な育児法のようですね。

 

日本の育児法は、半世紀も前に欧米で用いられていた育児法を現在も継承しているようです。

欧米ではその後、新しい育児法に変わったのですが、その方法が、実は、かつての日本の育児法そのものだったのです。

 

口呼吸を助長するオシャブリの取り上げは、早すぎる離乳食がアトピーの原因になるのと同じく、緊急に改めたい育児法ですね。

※詳しくは、西原克成先生の書籍をお勧めいたします。

 

 

 

鼻呼吸の練習

 

口呼吸を鼻呼吸にしたい。

そう思っていただけたことと思います。

今日からでも遅くない、目指せ、鼻呼吸です。

 

用意するものは、紙絆創膏や、口閉じテープのネルネル、お出かけの時用のマスク、以上です。

 

まず、起床時~就寝前まで、口を閉じた状態で、口閉じテープで、口をふさぐために、貼ります。

不安な方は、縦に貼ると、横の隙間から、空気を吸えますので、縦貼りから試されるとよいかもしれません。

このとき、鼻づまりで、まったく鼻で呼吸できないときなどは、気を付けて行ってください。

 

起きている時に、鼻呼吸ができるようになった方は、今度は、就寝時~起床時に挑戦していただきたい。

 

家族みんなで、寝る前に習慣にすると、健康家族になっていくことでしょう。

口呼吸によって、引き起こされている病の原因はたくさんあります。

特に、アレルギーでお悩みの方には、挑戦していただきたいです。

 

 

 

慢性上咽頭炎:

鼻の奥と、のどの境界部分にある空間を上咽頭といいます。 
鼻の穴から吸い込まれた空気は、上咽頭で合流し、中咽頭、下咽頭、気管、肺へと向かいます。 この時に、上咽頭の内壁に、ホコリや菌などの異物によって炎症(上咽頭炎)が起きることが、繰り返されることから、 慢性上咽頭炎になっていく。ph_hanakokyu  

慢性上咽頭炎の治療で、腎臓の病気をはじめ、鼻づまり、のどの奥の違和感、風邪をひきやすい、咽頭炎、頭痛、肩こり、アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症、突発性難聴などにも、症状の改善が、みられました。

 

まずは、口呼吸をやめ、鼻呼吸を習慣にすることが、大事です。

鼻呼吸する

 

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